http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070327-00000136-mailo-l14
耐震データ偽造事件で震度5弱程度の地震で倒壊する恐れがあることが判明した藤沢市内の分譲マンション「グランドステージ(GS)藤沢」(10階建て、30戸)を巡り、藤沢市は26日、販売主・ヒューザーの破産管財人(瀬戸英雄弁護士)に解体費用約1億5500万円を支払うよう求める訴えを東京地裁に起こした。一連の事件で自治体がヒューザー側を訴えたのは初めて。
藤沢市によると、同マンションは耐震強度が0・15と極端に低いため、危険性が高い4階以上の部分を解体する契約(約3億1000万円)を都市再生機構と結んだ。このうち、既に支払った約1億5500万円の支払いを求めた。解体は今月中旬に終了したが、再建の見通しは立っていない。【金沢盛栄】
◇鶴見でも改修着工
またGS藤沢と同様、耐震強度不足が判明した横浜市鶴見区のマンション「コンアルマーディオ横浜鶴見」(10階建て、19戸)の改修工事が26日、着工された。総事業費は約2億4000万円。11月末の完成を予定している。
同マンションの建築主もヒューザー。管理組合は今年1月、区分所有法に基づいて住民負担がより安く済む改修工事を決議していた。外周部にコンクリートフレームを増設し、耐震強度を高める。国土交通省と市が総事業費の一部約7000万円を補助する。住民負担は1世帯当たり約1000万円となる。【鈴木一生】