http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070324-00000010-nnp-l45
延岡市は23日、2007年度から一定価格以上の市発注工事について、一般競争入札を試行的に導入するなどの入札制度改革を行うと発表した。同市はこれまで一部例外を除き、原則として指名競争入札を実施してきた。
記者会見した首藤正治市長は「おおむね1年を試行期間とし、県や他市町村の取り組みなども参考にしながら、(価格条件の引き下げなどを含め)制度を見直していきたい」と述べた。
一般競争入札に移行するのは、予定価格5000万円以上の建築工事と、同3000万円以上の土木工事、同2000万円以上のその他工事。併せて、特殊工事などを除き、同市内に本社を置く業者に発注する「地域要件」を設けた。
談合防止のため、不正行為が判明した際の違約金を設定するほか、業者格付けの減点措置も実施。業者の指名業務を行っていた管理課を契約管理課に名称変更し、各担当課で実施してきた入札・契約業務を新課に一元化する。
同市によると、市発注の公共工事は03‐05年度の年度平均で362件あり、今回導入する価格条件を当てはめた場合、うち51件(14%)が一般競争入札の対象になるという。