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北区の国史跡・船岡山南斜面のマンション建設問題で、近隣住民41人が「違法な建築で景観や日照権侵害などの損害を受けた」などとして、建設会社や所有会社など3社を相手取り、建物の一部撤去や地盤改良などの工事と総額約6600万円の損害賠償を求める訴訟を22日、京都地裁に起こした。同問題では、住民23人が京都市を相手に、建築確認許可処分(05年7月)などの取り消しを求めて06年4月に同地裁に提訴。その後、今回求めた工事を業者に命じる請求も追加している。
 訴状などによると、原告らは、建設は都市計画法違反の実質的な開発行為などと主張。平均地盤面からの高さ10メートル、建ぺい率で基準の40%を超えた部分の撤去などを求めている。3社はいずれも「現時点ではコメントできない」とした。【太田裕之】