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米国に日本の木造建築の良さを伝えてもらおうと、奈良市や斑鳩町、吉野町などでつくる「日本『木造の世界遺産』市町村連絡協議会」は15~20日に、同国メディア関係者5人を招待したメディアトリップを開いた。
 国が進める「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の一環で、1月に藤原昭・奈良市長らがロサンゼルスを訪問。今回は米国から記者らを招き、金峯山寺(吉野町)や法隆寺(斑鳩町)、東大寺や春日大社(奈良市)などで、木造建築の歴史や構造を紹介した。
 記者らは20日、江戸時代からの町並みが続く奈良町を散策した。町家を見て「これは何年ぐらい前に建てられたの」「なぜこの一角だけに古い建物が残っているの」などと質問。ロサンゼルスの日系新聞、「ラフ新報」の記者、マイケル・カルロスさん(40)は「木という素材の良さだけでなく、そこに込められた人の思いや情熱が伝わってきた」と話した。【花沢茂人】

3月21日朝刊