http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000020-kyt-l26
京都市は19日、本年度の市芸術新人賞の受賞者5人と市芸術功労賞の3人を発表した。20日、市役所(中京区)で表彰する。両賞は市出身か市内で活動する芸術家が対象で、1975年度に創設された。これまでに、将来が期待される若手対象の新人賞は149人、新人育成に貢献した功労賞は68人が受賞している。今回の受賞者は次の通り。(敬称略)
【芸術新人賞】
奥村 美佳(おくむら・みか)日本画。京都造形芸大大学院在学中、創画展創画会賞など数多くの賞を受ける。33歳。生駒市。
沈 明姫(しん・みょんひ)漆芸。漆工芸を建築空間に応用するなど、伝統産業界に新たな可能性をもたらした。35歳。西京区。
田村 安祐美(たむら・あゆみ)洋楽。癒やしの音楽を奏でるバイオリン奏者として評価を受け、国内で数多くの賞を受賞。34歳。伏見区。
宮永 甲太郎(みやなが・こうたろう)彫刻。大胆に空間を操るエネルギー満ちあふれた作風で、精力的に個展を開く。38歳。伏見区。
森野 彰人(もりの・あきと)陶芸。伝統技術と現代造形力の融合した作品を制作、個展で意欲的に創作活動を展開する。38歳。山科区。
【芸術功労賞】
斎藤 博(さいとう・ひろし)洋画。数多くの賞を受賞する一方、京都精華大学長を務め、若手芸術家の育成にも貢献。68歳。左京区。
榊原 吉郎(さかきばら・よしお)美術評論。日本絵画史の研究は世界からも高い評価。市立芸大図書・資料館長を務めた。72歳。右京区。
高橋 恒治(たかはし・つねはる)洋楽。京都音楽家クラブ理事長として、若手の演奏会を企画。優秀な音楽家を輩出した。90歳。左京区。