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竹山 実(たけやま みのる、1934年 - )は、北海道札幌市出身の建築家。
竹山実建築綜合研究所所長。カリフォルニア大学客員教授。ハーバード大学客員教授。イリノイ大学名誉教授。武蔵野美術大学名誉教授。アメリカ建築家協会(AIA)名誉会員。
フルブライト奨学金で留学したハーバード大学院を卒業後、ホセ・ルイ・セルトや、イサム・ノグチの事務所に勤務し、その後、1962年、デンマークに渡る。デンマークでは、ヨーン・ウッツォン、アルネ・ヤコブセン、フィン・ユール、ヘニング・ラーセンの事務所に勤務、また、1963年から一年間、教師としてデンマーク王立アカデミー建築科に勤めた。1964年に帰国し、竹山実建築綜合研究所を設立、独立した。
その後、一番館、二番館、ホテルビバリートム、SHIBUYA109、晴海客船ターミナルなどの代表作をはじめとした、多数の作品を生み出している。
新宿歌舞伎町の一番館は、ハーフミラーを用いたグラフィカルな外皮、白黒のストライプの外装など、特異な外観で、ポストモダン建築を代表する作品の一つとされ、建築史的にも重要な作品である。
2004年、竹山の業績を記念して、武蔵野美術大学建築学科卒業生の作品を対象として、「武蔵野美術大学建築学科 竹山実賞」が設けられた。



略歴
1933年 北海道札幌市に生まれる。
1952年 北海道札幌東高等学校卒業。
1956年 早稲田大学第一理工学部建築学科卒業。
1958年 早稲田大学理工科系大学院卒業
1960年 ハーバード大学院卒業
1959年~1964年 アメリカ、ヨーロッパ各地の建設事務所に勤務
1964年 竹山実建築綜合研究所開設
1965年 武蔵野美術大学助教授
1976年 武蔵野美術大学教授
2004年 武蔵野美術大学名誉教授


受賞
1974年 SDAサイン建築賞
  〃    店舗デザイン協会年間賞
1981年 世界建築ビエンナーレ展特別賞
1987年 大阪建築士会「ひろば賞」
1993年 東京建築賞最優秀賞
  〃    ウォーターフロント賞優秀賞
  〃    国際照明デザイン賞
  〃    商環境デザイン賞優秀賞
1998年 照明デザイン優秀賞
2002年 神奈川県建築コンクール奨励賞


主な作品
1968年 青年の家(長野県)
1969年 富士重工業労働組合会館(埼玉県)
 〃    一番館(東京都)
1970年 二番館(東京都)
1972年 ペプシ工場(北海道)
1974年 岩倉組本社(北海道)
 〃    ホテルビバリートム(北海道)
1976年 アトリエインディゴ(北海道)
1978年 SHIBUYA109(東京都)


1980年 中村記念病院(北海道)
1981年 武蔵野美術大学10号館(東京都)
1984年 味覚糖奈良工場(奈良県)
1986年 京都ルネサンス(京都府)
 〃    エジプト大使館(東京都)
1988年 北見北斗病院(北海道)
1990年 ポジションビル(東京都)
 〃    ネオアージュ中目黒(東京都)
1991年 キャナルタワー(東京都)
 〃    横浜山手ハウス(神奈川県)
1992年 味覚糖本社(大阪府)
 〃    テック広尾(東京都)
 〃    アルペンローゼ(群馬県)
1993年 晴海客船ターミナル(東京都)


 〃    下目黒三井信託銀行センター(東京都)
1995年 ホテルニチマ倶楽部ホール(富山県)
 〃    芦屋タウンハウス(兵庫県)
1997年 明治屋神戸支店深江倉庫(兵庫県)
 〃    明治屋札幌支店大曲物流センター(北海道)
 〃    西新井第一団地集会所(東京都)
 〃    新宿西口地下道タイムズアベニュー(東京都)
 〃    駒場ハウス(東京都)
2002年 横浜北部斎場(神奈川県)
 〃    ノースゲートビル(東京都)
2004年 広尾ハウス(東京都)


著作
碧いニルバーナ(イメージプレス、1973年)
現代日本建築家全集NO.24(三一書房、1973年)
街路の意味(鹿島出版会、1977年)
ポストモダニズム(翻訳)(A+U、1978年)
建築のことば(鹿島出版会、1982年)
Monograph:MINORU TAKEYAMA(AC ACADEMY EDITIONS、1995年)
竹山実・建築録 (六耀社、2000年)
そうだ!建築をやろう 修業の旅路で出会った人びと(彰国社、2003年)
室内記号学住空間の冒険3(INAX出版、2004年)
ぼくの居場所(インデックスコミュニケーションズ、2006年)


竹山 実
そうだ!建築をやろう―修業の旅路で出会った人びと
竹山 実, 黒塚 直子
ぼくの居場所
竹山 実
竹山実・建築録
竹山 実
建築のことば
竹山 実
碧いニルバーナ―建築不異言語・言語不異建築 (1973年)
竹山 実
街路の意味
竹山 実
そうだ!建築をやろう―修業の旅路で出会った人びと