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出江 寛(いずえ かん, 1931年8月29日 - )は日本の建築家。日本建築家協会理事・近畿支部長。

京都府生まれ。京都市立伏見工業高等学校建築科を経て、1957年立命館大学理工学部土木工学科卒業。京都大学施設部技術課建築係勤務の後、1959年竹中工務店大阪本店設計部入社。1976年竹中工務店大阪本店を設計副部長にて退職,出江寛建築事務所設立。1994年からは大阪芸術大学講師を勤める。

黒川紀章に「名人」とまで言わしめる手法は、その鋭い感性と独特の美学が生み出す表現手法にある。気性の激しさとその奔放無頼の発言は多くのファンを惹き付ける一方で敵も多い。そのため、長らく大きな建築賞とは無縁で、「無冠の帝王」と呼ばれてきた。



代表作
東京竹葉亭(大阪市) - 吉田五十八賞、商環境デザイン賞大賞
トタンの茶室茫々庵(名古屋市) - IAA国際建築アカデミー特別賞、中部建築賞
朧月夜の家(岡山市) - 日本建築士会連合会賞特別賞
かわらミュージアム(近江八幡市) - 甍賞金賞、手づくり郷土、HIROBA作品賞
逆瀬台の家(西宮市) - 関西建築家大賞
基督兄弟団西宮教会(西宮市) - 関西建築家大賞
丸亀の家(丸亀市)
和歌山MIDビル(和歌山市)
広島MIDビル(広島市)


関連項目
早川邦彦(竹中工務店出身)


作品を扱う著作
「住宅設計の詳細 数奇の伝説と現代 出江寛住宅作品集」建築資料研究社
「家家(いえいえ)」「別冊新建築 日本現代建築家シリーズ 出江寛」学芸出版社
「数奇屋の美学」鹿島出版会
「日本の建築家5 出江寛 無頼の花」 丸善(株)出版事業部


出江 寛
数寄屋の美学―待庵から金属の茶室へ
日本の建築家編集部
出江寛―無頼の花