エルメスの新モデルが愛されるのは、受け継がれてきた技術とセンスの賜物

エルメスの大ヒットバッグ展開は、「バーキン」の登場後もコンスタントに続いていきます。新しいモデルが発表されるたび、かつてからのファンの注目を集めるだけではなく、新しいファンを世界中で次々と獲得していくことができるのは、流行に柔軟に対応しながらも、今までの技術とセンスを重視した、丁寧で徹底した「エルメスのバッグ」という製造が守られているから。
1923年には、エルメスのバッグ史上において、初めてファスナーが採用された「ボリード」が登場。
1967年には、羽のように軽いことから、「羽」という意味を持った名前の「プリュム」が登場し、1969年にはエルメスの「H」のイニシャルを留め具に採用した「コンスタンス」のような人気タイプも発表されています。
 

「オータクロア」から100年以上、続々登場するエルメスの人気バッグたち

エルメスのバッグの何よりの魅力は、そのディティールの丁寧さと、他のブランドにはない独創的でファッショナブルなデザイン、時代に即した美しいシルエット、そして職人技の光る作りのすべてです。時代と共に、ファンと共に進化していく柔軟性があるからこそ、エルメスのバッグはここまで愛され、歴史を刻みながらも、常に流行の最前線に存在していることができるのでしょう。
1935年に登場した「ケリー」は、エルメス(HERMES)の初代バッグ「オータクロア」を原型として作られたバッグです。「ケリー」は、モナコのグレース・ケリー王妃にちなんで呼ばれるようになったもの。ケリー王妃がカメラを向けられた際、妊娠中のお腹を咄嗟に隠したバッグであったことが由来です。

1984年には、言わずと知れたエルメスのバッグ「バーキン」が登場します。こちらも名前の由来は、世界的に有名な女性から。その女性とは、女優のジェーン・バーキンです。整理整頓が尽く苦手だった彼女は、いつもバスケットに大量の物を詰め込んでいました。そんな彼女の様子に目をつけたのが、当時のエルメスのデュマ社長。しかしその出会いは偶然であり、デュマ社長と彼女が、たまたま飛行機でとなりの席になったということから。となりの席の彼女のバスケットに見かねたデュマ社長が、「そのバスケットの中身をすべて入れられるバッグを作りましょう」と提案したことから、今尚愛され続けるエルメスの「バーキン」が生まれたのです。

エルメスのバッグは高級馬具ブランドから始まった

ティエリア・エルメスによって創設されたブランド「エルメス」は、よく知られる通り、そもそもは現在のようなファッションブランドではなく、高級馬具の製造ブランドでした。1837年に創業されたエルメス(HERMES)は、馬車の普及によって大きく事業を拡大し、鞍を製造し、直接販売するまでのルートを一本強く持ち、そのクオリティの高さから、ヨーロッパ中の王族貴族から好まれた、まさしく一級品のブランドでした。

エルメスの人気バッグといえばバーキン、ケリー!そのルーツと歴史とは
そしてそののち、自動車文化の発展と、馬車文明の衰退をいち早く察した三代目社長のエミール・モーリス・エルメスの思案により、まずは鞍を入れるためのバッグが登場しました。それが1892年に誕生した、「オータクロア」。そもそも皮革を使用したアイテムの製造において、無二のクオリティを誇っていたのがエルメスというブランドですから、その「オータクロア」が、やがて旅行バッグとしても使用されるようになり、人気を博すようになります。当時は働く女性が増加しつつある時代であったこともあり、エミールは続けて婦人用バッグの製造を展開。そのアイディアは大きな成功を収め、エルメスのバッグは大ヒットアイテムとなっていきました。 現在でも人気のタイプ「オータクロア」。初期の「オータクロア」は、決して主張しすぎない控えめさを持ち合わせつつ、品のある美しい作りをしていました。上品さの象徴である金具部分と皮革という二つの異素材のコンビネーションは、現在のエルメスのバッグ事情にも繋がる魅力を咲かせているのです。

「オータクロア」のデザインは、その後また新たなエルメスのバッグへと受け継がれていきます。「オータクロア」自体もまた、時を経て現代でも高い人気を誇り続けています。2011年の冬コレクションにおいては、「オータクロアHe」が発表されました。この「He」とはヘリウムのことであり、ヘリウムのように軽く、バッグの金具部分にはアルミニウムを使用している、軽量化モデルとして登場しています。

ぜひ、自分にぴったりのバーキンを

バーキンは、高品質な素材と洗練されたデザインで知られるエルメスの代表的な存在。 今回ご紹介させていただいたバーキンの情報を活用していただければ、自分にぴったりのバーキンを見つけていただけるのではないでしょうか。 

バーキンは店頭に並ぶことも少なく、欲しいと思ってもなかなか手に入らないからこそ、ひとうひとつとの出会いを大切にしなければなりません。 世界の女性の憧れでもあるバーキンを手にした瞬間きっと、大人の女性のおしゃれが完成するのではないでしょうか。

バーキンバッグのパーソナルオーダーをご存知ですか?

パーソナルオーダーとは、サイズ・素材・カラーを指定したバーキンをオーダーするシステムです。 ハンドル・フラップ・クロア・クロシェットなど、各パーツのカラーを2~3色でデザインしたバイカラーや、トリプルカラーでオーダーされるかたが多いようです。

バーキンバッグのパーソナルオーダーをご存知ですか?

金具もパラディウム・マットパラディウム・ゴールドの中から選ぶことができるので、世界でたったひとつのオリジナルバーキンを手に入れることが叶います。
また、パーソナルオーダーのみに印される馬蹄マークの刻印も嬉しいですね。

パーソナルオーダーをするためには?

パーソナルオーダーは、エルメスショップで継続的に購入されている顧客であることと、ショップスタッフとの信頼関係が必要といわれているため、オーダーするまでのステップは容易ではありません。
ですが、リユースショップにパーソナルオーダーされたバーキンが入荷することもあります。 自分好みのデザインのパーソナルオーダーバーキンと出会えることは稀なので、その機会を大事にしたほうがいいでしょう。

エルメス・バーキンバッグは高級皮革からキャンバスまで選べる素材!カラーも一緒におすすめ

エルメスのアイコンバッグであり、ItBagとして世界的に有名なバーキンに使用される素材は、実にさまざまです。 同じサイズのバーキンでも、素材によって大きく雰囲気が変わるところもバーキンの魅力。素材ごとにおすすめのカラーもご紹介しますので、ご参考にしてください。

好みで選べるバリエーションが嬉しい 牛革素材

エルメスのバッグで最もポピュラーな素材といえば、なんといっても牛革です。 エルメスが展開する牛革素材は種類も豊富で、それぞれの素材が持つイメージ・使用感・カラーの仕上がりなど、自分の好みに応じて選ぶことが可能です。

好みで選べるバリエーションが嬉しい 牛革素材

経年変化の少ない牛革とマッチするカラー

そのなかでも、型押し加工がほどこされたトゴやヴォー・エプソン、トリヨンクレマンスは経年変化が少なく、丈夫さと扱いやすさから抜群の人気を集めています。 これらの素材は発色も美しく、カラーの魅力をそのまま楽しむことができるので、ブラックやゴールドなどの定番カラーに限らず、パステルピンクやパステルブルーなどのペールトーンカラーにも適しています。

ボックスカーフは使い込んで自分だけのバーキンに!

また、使いこむことにより美しい光沢を増す素材がお好きなかたには、ガラス加工をほどこした雄仔牛のレザー ボックスカーフがおすすめです。 時とともに気品あふれる艶が生まれ、自分だけのバーキンとして愛用できますよ。 そして、皮革製品の定番カラーともいえるブラックや、ブラウンのカーフレザーなら、独特の光沢を上品に演出できます。 

スタンダードな牛革素材を選ばれる方は、デザインが豊富なツイリーや、チャームなどでのアレンジもおすすめです。

個性輝く高級素材 クロコダイルやリザードなど

バーキンでは、バッグの代表的な高級素材のほとんどを取り扱っています。 クロコダイル・アリゲーター・リザードなどの高品質な素材をおしみなく使用するところも、さすがはエルメス。

個性輝く高級素材 クロコダイルやリザードなど

エキゾチックな素材の個性や、ラグジュアリーな輝きをきわだたせるには、シックなブラックや情熱的な赤・ブレイズ、清楚で華やかなブルーブライトンなどがおすすめです。

丈夫で軽量&発色性に優れた希少な素材 ヤギ革

エルメスのヤギ革素材にはシェブルミゾルや、コロマンデルなどの雌山羊のレザーがあり、ほどよい革目・柔らかで繊細な質感・丈夫で軽量なことも特徴的です。 ヤギ革は、大きな個体がなかなかなく非常に希少なため、バーキン25・30や小さいサイズを中心に取り入れられています。

発色性に優れているヤギ革は、パステルカラーやビビットカラー、なかでもエルメスカラーとしても人気なオレンジなどの、鮮やかで明るいカラーに適している素材です。 ポップなカラーのバーキンをデイリーに使いこなしたいというかたにもおすすめです。

独特の皮革模様が美しい オーストリッチ

オーストリッチは、南アフリカやオーストラリアなどが原産地となるダチョウのレザー。 クイルマークやシボといわれる、羽を抜いた跡が水玉模様のような革表面とともに、丈夫で軽量なことも特徴に挙げられます。

独特の皮革模様が美しい オーストリッチ

どんなカラーも比較的マットに仕上がるため、ビビットカラーのバーキンに挑戦したいというかたにもおすすめの素材。 また、ベーシックカラーからカラフルなものまで、カラーバリエーションが豊富なオーストリッチは、自分好みのカラーが見つけやすい素材ともいえそうです。

デイリーユースNo.1 キャンバス素材

エルメスが展開する素材は皮革素材のほかに、キャンバス素材やフェルト素材があり、そのなかで最もポピュラーな素材がトワルアッシュです。

デイリーユースNo.1 キャンバス素材

トワルアッシュはエルメスの頭文字「H」が由来のネーミングをもち、おもにガーデンパーティーなどのカジュアルバッグに使用されているキャンバス素材。
二色の異なる糸を平織りにしたトワルアッシュは、摩擦などにも強く、丈夫さが特徴です。 皮革素材のバーキンよりもラフな印象に仕上がるため、2つめのバーキンとして、レザーバーキンと使い分けるのもいいかもしれません。
また、コットンキャンバス素材の定番カラー・ナチュラルなら、その日のスタイリングを邪魔することなく、楽にコーディネートできます。

必見!エルメス・バーキンバッグのサイズバリエーション

エルメスのバーキンは、パーティーバッグとしても使える25から、希少な45までの5つのサイズラインナップを展開しています。 それぞれのサイズにおすすめの活用シーンとともに、合わせて持ちたいスタイリングもご紹介いたします。

好みで選ぼう! エルメス・バーキンバッグのサイズバリエーション

ファッションアイテムとしても使いたい バーキン25

サイズ 約H25cm×W20cm×D13cm
バーキン25は、5つのサイズラインナップのなかで最も小さいサイズですが、充分なマチ幅があり携帯電話や長財布などの必需品や小さめのポーチもスムーズに収納できます。

パーティー&デートシーンでのコーディネートにアクセント!

ちょっとしたお出かけはもちろん、パーティーバッグとしてはカラフルで華やかな素材の25がおすすめです。 フェミニンなワンピースや、プレーンなデニムスタイルのアクセントとして持てば、いつものスタイリングも一気にランクアップ!

ポイントメイクできる素材がおすすめ

また、自然な型押し素材のヤギ革 シェブルミゾルやゴージャスなアリゲーター、エキゾチックなリザードもバーキン25にぴったりな素材です。

あらゆるスタイリングにマッチする バーキン30

サイズ 約H30cm×W22cm×D16cm
バーキンの30も、一見するとコンパクトなサイズに見受けられますが、25から縦横数センチのサイズアップで、収納力は大きくアップし、ノートやタブレットなども収納が可能です。

オンオフ兼用できるから丈夫で扱いやすさ重視で

日ごろから荷物が少ないかたなら、通勤から休日のショッピングとオン&オフ兼用が叶います。 マニッシュなパンツスタイルから、エレガントなセットアップなど、あらゆるテイストでもコーディネートできるバーキン30なら、丈夫で扱いやすいトゴや、ヴォー・エプソンのチョイスで気負うことなく普段使いできますよ。

日本で最も人気を集めるサイズ バーキン35

サイズ 約H35cm×W25cm×D18cm
収納力抜群のバーキン35は、日本では5つのサイズラインナップのなかで、最も人気が高いサイズ。 システムノートなどのビジネスアイテムと一緒に、大きめのポーチなども収納できるので、荷物が多くなりがちなかたや、ステータスを感じるエレガントなエディターバッグを探しているかたにもおすすめです。 日本国内に限らず海外でも人気が高く、このサイズを好んで愛用しているハリウッドセレブも多く見受けられます。

バーキン35ならではの印象や着こなし術

バーキン35は、バーキン25や30よりもソフトな印象を与えます。スリムスーツや、タイトなスカートスタイルに合わせて持てば、シャープな着こなしを女性らしくアレンジしてくれます。 そして、くったりとした質感が特徴的なトリヨンクレマンスなら、バーキン35がさらにエレガントな雰囲気に。

ファーストバーキンといわれる バーキン40は、海外人気No.1

サイズ 約H40cm×W30cm×D21cm
エルメスで最初に製作されたバーキンが、この40といわれています。 日本で販売されているバーキンでは、こちらのサイズが最大となるようです。 その抜群の収納力は、荷物が多いマザーニーズにも間違いなく対応する万能サイズ。 また、40は海外で最も人気が高いサイズともいわれ、バーキン35と同様に海外セレブの支持も集めています。

おしゃれの幅が広がるバーキン40のスタイリング

ビックバッグの印象を与えるバーキン40は、エレガントなスタイリングに限らず、スニーカーやスウェットアイテムなどを取り入れた、スポーティーカジュアルとも相性もバツグン!そして気負わず普段使いしやすい、自然な型押しをほどこしたトゴや、トリヨンクレマンスのバーキン40は、デイリーユースも確実です。

隠れた人気を集めるレアサイズ バーキン45

サイズ 約H45cm×W28cm×D19cm
日本国内ではほとんど見かけることがないバーキン45は、非常に希少なサイズといわれています。 バーキン45のハンドルは、スタンダードな長さと、限定モデルのロングショルダータイプがあり、長いハンドルのデザインは、ショルダーバッグとして使用します。

男女兼用で使えるバーキン

大きめなボストンバッグほどのサイズのバーキン45は、マザーバッグとして使われるかた、そして男性からの支持も高いサイズで、旅行や出張などにも活躍してくれる、頼れる収納力がやはり大きな魅力です。 こちらのサイズもバーキン30と同様に、耐久性と耐水性に優れたトゴやヴォー・エプソンのような丈夫な素材なら、アクティブな予定にも気軽に使用できますね。

収納力が抜群! エルメス・バーキンの魅力はデザインだけじゃない

バーキン(Birkin)が支持されている理由といえば、なんといってもその高い収納力ではないでしょうか。 どんなものでも収納できるようにと仕切りをなくした内装は、バーキンが誕生したエピソードの由来も感じられます。

収納力が抜群! エルメス・バーキンの魅力はデザインだけじゃない

フラップを開けると前面にはオープンポケット、背面にはファスナーポケットが備わり、携帯電話や鍵などの大切なアイテムもすぐに取り出せます。

また、カデナ・キーホールの金具・クロシェット・マチ幅の調節とフラップをしっかりとおさえる役割をするクロアなど、エルメスらしいアイコニックなパーツたちもバーキンの大きな魅力となっています。

実用性と機能性のみならずノーブルな美しさをあわせ持つバーキンは、なるべくしてエルメスの代表的な存在となったのです。

エルメスのバッグ バーキンの誕生エピソード

エルメス(HERMES)のバーキン(Birkin)は、1984年当時のエルメスの社長が乗る飛行機で偶然に隣り合わせになった、イギリス出身の女性シンガー ジェーン・バーキンの名前から名付けられたことは、有名なはなし。

エルメスのバッグ バーキンの誕生エピソード

荷物が多い彼女が、あらゆるものを籐のカゴバッグに詰め込んでいる姿を見た社長は、なんでも入るバッグをプレゼントすると、申し出たことで誕生して以来、多くの人から愛され続けることになったバーキン。 

高品質な素材やデザイン性はもちろんのこと、バーキンを製作するきっかけとなったエピソードにも、エルメスの創造性を感じるからこそ、世界中の女性たちの憧れとなっているのではないでしょうか。

世界中の女性の憧れ!エルメスの代表作バーキンのすべて

エルメス(HERMES)は、馬具工房として1837年に創業した四輪馬車のロゴでも知られるハイエンドブランド。 フランスが誇るエルメスから誕生したブランドの代表作 バーキン(Birkin)は、女性であれば誰もが憧れる“ItBag“の称号を持つバッグです。

世界中の女性の憧れ!エルメスの代表作バーキンのすべて

エルメスらしいシンプルでエレガントなデザイン性や、圧倒的な収納力などの魅力とともに、サイズバリエーションとおすすめの素材、そのイメージにぴったりなファッションスタイルにいたるまで、徹底解説いたします。まずは、エルメスらしさを感じるバーキン誕生のエピソードからご紹介していきましょう。