ただいま一家で、夫の実家に帰省中。
娘を囲んで、ひな祭りのお祝いをしていただき、和やかに過ごしていたのですが。
夕方に夫のお母さんが、コソコソっと私だけを呼び出し…
「これ、○○(夫)の昔着てた服なんだけど、使うのあったら、持ってって!」
とな!

キター!!!
………見ずに断るのも悪いので、一応は、見てみました。
重たくて野暮ったい、冬用のコート4着。
マジックで胸にチーム名?の書いてあるヨレヨレの柔道着。
おなじくヨレヨレの剣道の袴。
綺麗にたたんで、バッチリ防虫剤(ニオイのきついタイプ)をはさみこみ、収納されてました

いや、いらないよぉ





いまうちで使ってる服さえ、見直してるっていうのに。
そんな20年前の重たい服をいまさら増やしてどうするよぉ



苦笑いする私に、
「これ全部、物がいいから捨てられなくて。電車に乗るのは無理でも、その辺歩くにはいいんじゃない?
○○が着なくても、職場とかに他に着てくれる人いない?」
と攻めてくる。
いままでのお母さんからの「持ってって」の歴史。
新婚のときは
「お皿足りてる?うちの倉庫にお皿いっぱいあるから、持ってって!」
最近では
「古本をブックオフに持ってったんだけど、売れなかったものを持ち帰ってきたから、まだいいのあるから持ってって!」
全部いらないと言うのも申し訳ないから、お皿も、本も、そのときいくつかいただいて帰りました。
お皿は何回か使ってみたけど。
…ときめかない。(フロムこんまりさん
)

一旦もいただいたものの、もっともときめかないものから、こっそりコツコツ、手放していきました。
それも心が痛いんですよー。
お母さんの、物が捨てられない気持ちもわかる。
まだ使えるし、壊れていないし、もったいないし。
この「持ってって」を、おじさんなのにまだ思春期のような息子に直接持ちかけると、「いらねーから!」って一喝されるのがわかっているので、こっそりと嫁だけ呼び出すおちゃめさん。
そんなお母さん、かわいいな、と思うのですが。
…私かて、いらんもんは、いらんもん

今回は、勇気を出して丁重にお断りしました。
そしたら、お母さん、まだまだ捨てるつもりがない様子。
他の兄弟をあたってみるのかな?
3人の息子たちに思春期されつづけて、鍛え抜かれたお母さんの不屈のハートよ…。
そんなお母さんが私は大好きですが、持ってって攻撃には要注意ですね。