大変遅くなりましたが、夏合宿2024の投稿をしていきます。
第一弾:シン・クモノダイラ隊です!
夏合宿いってきました。
4泊5日で雲の平から槍ヶ岳への贅沢な縦走。充実度が高すぎて、3ヶ月経った今でも写真を見てニヤニヤする。台風への不安と暴風と雨。当時は「なんだこれ」と思いながら20kgかついで歩いたのもいい思い出である。56km、アップダウン4500m越えの山行。ブログで言えることは本当に僅かだが、とりあえず全く悔いが残っていないことを先に言っておく。
▲コースは折立→太郎平→雲ノ平→双六→槍ヶ岳→新穂高温泉
初日。台風直撃の危機。タクシーの無断キャンセル。とりあえず山の麓にはやってきたが、山に登れるかもわからない。言語道断である。今となっては笑い話だが、当時の心情は辛かった。薬師岳へ登る途中の土砂降り。テントの浸水。レインの浸水。登山靴水没。初日から心身共に鞭を打たれた。 薬師岳までの道は思ったより長く、半分の地点で雨足が強くなったので、撤退した。翌日の行動のために予約をちゃんと確認しとけば…、午後からの天気を見て薬師岳を目指せば…。運のおかげで何事にもなってないが、直前の準備不足が露呈した日だった。
▲薬師岳まで半分で引き返すことに。この後も天気は安定しなかったため、ここで撤退したことはよい判断だった。
2日目。台風は長野から逸れ、速度を落とした。ヤマテンも山小屋での情報も実際の天気も見て、「進む」と決めた。この判断のおかげで、合宿すべてを楽しむことができたが、この判断のせいで後悔する結末もあったと思うと、リーダーというのはとんでもない責任が伴う。
結局、この日は素晴らしい一日だった。最高の天気。木道の周りに広がる花畑。青空の映る水たまり。…桃源郷だ。雲の平までの急登はきつい。全身で登る感じだ。雨が降って川が増水すれば、薬師沢小屋あたりのルートは梯子を使うことになる。雨天時は危ない。雲の平小屋の中ではレコードが流れ、窓からは水晶岳や祖父岳が見える。アイスもケーキもコーヒーも格別だった。この日だけは小屋泊。この日だけは布団で眠れる。夜には満天の星。星が特別に近く感じた。
▲いろいろとお世話になりました!
3日目。暴風。スイス庭園では風に煽られ、雨に打たれ。この日は稜線を歩くコース。暴風の中の稜線はかなり危険だ。日の出と共に風が少し落ち着いて、ふらつかなくなった、道がそこまで細くない、メンバーの体力が十分であったので、稜線を歩く判断をした。
稜線上では、風など気にならない景色が広がっていた。鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳…。これから歩く道がはっきり見える。メンバー全員大興奮で、一番行動時間が長かったものの一番元気だった。しかし弱まったとはいえ風に耐えながら稜線を歩くのはかなりの体力を削られる。体力次第では巻道を勧める。また、注意箇所と思っていなかったワリモ岳は思ったより岩場で、細い道だった。鷲羽岳では槍ヶ岳がちらちら顔を出した。槍ヶ岳までは西鎌尾根を通る。鎖場が多く、道が細い。明日もこの風なら危険な道だ。まだいけるか分からない。
▲天空の滑走路。ラスボスの槍ヶ岳は姿を見せず。
4日目。風は穏やかだった。天気も安定している。槍ヶ岳へ。朝日と共に変わる山の色を見ながら、槍ヶ岳を目指す。槍の姿は雲に隠れることなく、私たちはそこを目指した。天気のおかげか西鎌尾根は思ったより危険な道ではなかった。ヘルメットを被って登った槍ヶ岳山頂では今まで歩いた道が見えた。槍ってすごい。メンバー全員で写真を撮った。
この日だけは、テントで雨が降ることもなかった。明日で、雨をたっぷり吸って重くなったテントや汗臭い荷物や大量のゴミともおさらばだ。20kgの重荷とも。
▲槍まであと少し!
5日目。早朝のだいぶ暗い中、滝谷避難小屋を通る。雨がふれば、橋が閉鎖され、川を渡れなくなる道。早めに出発し、みんなでワイワイ降りて新穂高8:00着。5日間かけてやっと降りた。1500円の高級な温泉の一番風呂で体を休める。観光したりたらふく飲んだり話したり、まだまだ濃い時間を過ごしたが、山行はこれで終わりだ。
▲下山後は高山を観光。日本酒がおいしかったです!
長々と書いてしまったが、とても楽しい合宿だった。このメンバーで登れて良かった。
反省点としては、初日の準備不足だったと思う。山行前の準備では、危険箇所を確認し、先輩にアドバイスを聞き、自分のレベルに合わせて計画を立てることができた。山の中では同じルートで登る人や山小屋の人に話を聞きながら、天気やメンバーの体力を見て、悔いの無い判断ができた。今回のメンバーは体力に自信があった。だが、山中では風邪をひきかけたり、ペースが落ちたりした。雨予報ならば着替えを多めに、山行中は早めの行動を心がけることが必要だ。
山にも仲間にも感謝だ。ありがとうございました。
文責 62期 う






