「鍼灸マッサージ師と整体師の違いとは?」
一般の人はなんとなく似ているという認識なのではないかと思うけど、鍼灸師・マッサージ師・柔整師・整体師。何が違うのか、分かり易く解説しますね
「鍼灸マッサージ師」と「整体師」、どちらも体の不調をケアする仕事ですが、実は大きな違いがあります。
1. 国家資格の有無
一番大きな違いは鍼灸マッサージ師は、厚生労働省が認める国家資格を持つ専門家です。
資格を取得するには、専門学校や大学で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。
これにより、医学的な知識や技術が保証されています。
一方、整体師には国家資格がありません。整体スクールなどで学ぶこともありますが、法律上の資格要件はなく、誰でも「整体師」と名乗ることができます。
2. 施術の範囲と内容
✅ 鍼灸マッサージ師(正確には、はり師・きゆう師・あん摩マッサージ指圧師)
- 鍼(はり)や灸(きゅう)を使ってツボや経絡を刺激し、血流や神経の働きを整える
- マッサージ(あん摩・指圧)で筋肉や関節のこりをほぐし、血流改善や関節可動域の改善、身体のリラックス効果を高める
- 医療行為に準じた施術が可能で、医師の同意があれば療養費として健康保険の適用も可能!!
✅ 整体師
- 主に手技による骨格や筋肉の調整を行う
- 施術方法は整体院ごとに異なり、カイロプラクティックやオステオパシーなどの技術を取り入れている場合もあるが
- 日本では法律的に「治療」とは認められず、保険適用は不可
3. 安全性とリスク
鍼灸マッサージ師は、医学的な知識を持っているため、安全性が高く、誤った施術によるリスクが低いです。
整体も適切な技術で行えば効果が期待できますが、施術者の知識や経験によっては、無理な力を加えることでケガや悪化のリスクが伴うこともあります。
4. 法律上の立場
鍼灸マッサージ師は「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」に基づいて施術を行います。整体は法律上の資格ではなく、民間療法の一つと位置付けられています。
分かりました?
今も昔も、整体のお仕事されているんですよね~と言われた際に、この説明を伝えたくなる衝動と、どうせ言っても次会うとき忘れてんだろうな~という気持ちの葛藤でモヤモヤすることって、鍼灸マッサージ師の方ってあるんじゃないかな~と思うのですが、どうですか?