秦(しん)の始皇帝が生きていた頃に隣に韓(かん)という小さな国があった。春秋戦国時代、紀元前470年前ぐらい前のお話です・・・秦の始皇帝は韓の皇太子である韓非(人名:かんび)の理論に惚れて人質として秦に召抱えられる。ボクはその中でこの話が好きだ。
ある国に国王が何人かいる中の一人の妾を寵愛していた。あるとき、二人は桃の木だったかな・・その前を通りかかったときに妾はその枝にぶら下がった果実を取って、ひとくち齧(かじ)ったのを差し上げた。国王はその妾を愛していたので実にかわいい奴と喜んでくれた。
数年が経ち、二人の関係も冷めたものになった。偶然、その妾は国王と二人で以前と同じ果実のある木の前を通りかかった。
妾は国王の気を引こうと以前と同じようにひと口かじった果実を国王に差し出すと国王は無礼者といってその妾の首を刎ねたという。
そこで韓非(かんび)はこう諭(さと)す。妾のやった行為は同じではないか。しかし、国王の気持ちが変わると同じ行為でも180度違う結果になる。
よって、これが裁判官であれば人の好き嫌いで判断すると刑罰が変わる。故に法律によって国を治めなければならないと法治国家の必要性を説いた。
僕はこのたとえ話が大好きで人間の感情なんて如何にいい加減なものであるかと思った。それで結婚は、恋愛結婚だけは絶対に止めようと思っていた。その結果、見合い結婚となっていまの家内がいる。クラブでももうこれが究極の最高のクラブだと思って、どれだけ買ってしまったかわからない。己の感情は如何にいい加減なものであろうか。
また、韓非子はこうも説く。女は毛虫を怖がり、蛇(へび)を嫌う。しかし、蚕(かいこ)を平気で手で捕まえ、うなぎも手づかみで養殖する。同じ蛾(が)の幼虫であり、うなぎは蛇(へび)に似ているではないか。これはお金になるかどうかで人間の感情は変わるのである。よって人臣はお金で手柄をたてれば認めてあげないといけないと信賞必罰を説く。
プロゴルファーでもずっと同じクラブを愛用したくてもメーカーとの金銭のやりとりがある以上、毎年でも変えてくる。タイガー・ウッズでもタイトリストと契約していた頃はカッコよかったが、いまのナイキでは、ゴルフクラブを開発したという歴史もない企業でも(俺はナイキという企業はバスケットシューズの会社だとずっと思っていた。)平気で契約してしまう。タイトリストの倍の契約金でも払えば、プロはクラブに愛着もなく、いとも簡単に変えてくる。正に韓非子(思想書:かんびし)の譬(たと)えの通りではないか。金次第で人心まで変えられるとは、悲しい現実である。
韓非子の恋愛論
ある国に国王が何人かいる中の一人の妾を寵愛していた。あるとき、二人は桃の木だったかな・・その前を通りかかったときに妾はその枝にぶら下がった果実を取って、ひとくち齧(かじ)ったのを差し上げた。国王はその妾を愛していたので実にかわいい奴と喜んでくれた。
数年が経ち、二人の関係も冷めたものになった。偶然、その妾は国王と二人で以前と同じ果実のある木の前を通りかかった。
妾は国王の気を引こうと以前と同じようにひと口かじった果実を国王に差し出すと国王は無礼者といってその妾の首を刎ねたという。
そこで韓非(かんび)はこう諭(さと)す。妾のやった行為は同じではないか。しかし、国王の気持ちが変わると同じ行為でも180度違う結果になる。
よって、これが裁判官であれば人の好き嫌いで判断すると刑罰が変わる。故に法律によって国を治めなければならないと法治国家の必要性を説いた。
僕はこのたとえ話が大好きで人間の感情なんて如何にいい加減なものであるかと思った。それで結婚は、恋愛結婚だけは絶対に止めようと思っていた。その結果、見合い結婚となっていまの家内がいる。クラブでももうこれが究極の最高のクラブだと思って、どれだけ買ってしまったかわからない。己の感情は如何にいい加減なものであろうか。
また、韓非子はこうも説く。女は毛虫を怖がり、蛇(へび)を嫌う。しかし、蚕(かいこ)を平気で手で捕まえ、うなぎも手づかみで養殖する。同じ蛾(が)の幼虫であり、うなぎは蛇(へび)に似ているではないか。これはお金になるかどうかで人間の感情は変わるのである。よって人臣はお金で手柄をたてれば認めてあげないといけないと信賞必罰を説く。
プロゴルファーでもずっと同じクラブを愛用したくてもメーカーとの金銭のやりとりがある以上、毎年でも変えてくる。タイガー・ウッズでもタイトリストと契約していた頃はカッコよかったが、いまのナイキでは、ゴルフクラブを開発したという歴史もない企業でも(俺はナイキという企業はバスケットシューズの会社だとずっと思っていた。)平気で契約してしまう。タイトリストの倍の契約金でも払えば、プロはクラブに愛着もなく、いとも簡単に変えてくる。正に韓非子(思想書:かんびし)の譬(たと)えの通りではないか。金次第で人心まで変えられるとは、悲しい現実である。
韓非子の恋愛論