"仕事で、
杉浦日向子さんの書評を担当し、
江戸人がなぜ「楽」に「粋」に生きられたのか、
切実な興味を持った。

答えはすとん! と腑に落ちた。

人生においてやるべきことの量と、
自分の命のサイズが、
ピタリ! つりあっているからだ。

人生50年なら、50年で、
自分の身の丈で、背負いきれる分だけしか、
あらかじめ、目標や責任をしょわない。

51年分を背負いそうになったら、
1年分は肩から下ろし、そぎ落とし、
カラリと捨てて、あきらめる。

江戸人がどうしてそんな
命のサイズピッタリの見積もりができたかというと、

「死」を懐に招きいれたからだ。"

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室