からの続きです。

この看板のある左奥に進みますと、墓地になっています。
「霊犬早太郎の墓」はすぐ手前にあります。
早太郎は怪物退治を終えた後、深手を負いながらも
静岡から長野駒ヶ根光前寺までなんとか帰り着きました。
そして和尚さんに怪物退治を知らせるかのように
一声高く吠えて息を引き取りました。
(諸説あり)

写真真ん中は石燈籠。
左側に早太郎のお墓があります。
奥に見えるのは三重塔。
お墓ですので写真撮影は控えました。
早太郎さんのお墓は、よく見掛ける人間のお墓とは形が違っていて
丸い石を重ねたような、人間のお墓よりも小さいものでコケに覆われています。
正面には小さな犬の像が置かれています。
私が行く時はいつも綺麗なお花が供えられており
お墓自体も綺麗にされているな、という印象です。
参道の途中に小さな授与所があります。
試食の飴をくださいました(^^)
柑橘系ですが酸っぱさはなく、柔らかい優しい味でした。
仏手柑の果肉も入っていました。
授与所の角を曲がった奥に本坊客殿があります。
お茶とお菓子を出して頂けるんですよ~(*´ω`*)
門をくぐりますとこんな感じ。
受付で拝観料を払い、案内に従って左側の入口から中へ入ります。
私はこちらの本坊客殿が大好きです。
本堂に比べ拝観される人が多くはない本坊客殿ですが、ひとこと言いたい。
「本坊客殿」を拝観しないで帰るというのは、
光前寺の半分を見ないで帰るのと同じことです。
・・・ちょっと言い過ぎかな(笑)
でもそれだけ行く価値があるんだよ!と声を大にして言いたい。
受付の男性が、
「入口の右横の縁の下の部分にひかり苔があるんですよ。
・・・この辺りにありますよ」
と近くで場所を教えてくださいました。
その場所にあるひかり苔は
参道の石垣の中のひかり苔よりも大きく、地面にあるので見やすかったです。
不思議ですねぇ、ひかり苔って。
本坊客殿のお堂の中もたくさんの仏さまがおられますが撮影禁止となっています。
お堂の中、一番手前には愛染明王さまおられます。
その左奥には大日如来さまか、阿弥陀如来さまか・・・
ちょっと分からないのですが、おられます。
その仏さまの前には不動明王さま。
数年前にこちらの仏さまに手を合わせたところ、
まったく悲しくもないのに涙がボロボロ流れました。
愛染明王さまか、大日如来さまか、不動明王さまが何かをしてくださったのかなぁと思うのですが。
千手観音さま、弁財天さまがおられるところの上を見ると天女さまたちもおられます。
とても心地の良い空間なのです(*^_^*)
しっぺい太郎の像や釈迦涅槃像、生まれ本尊さま等
ご挨拶していきますと外の縁側部分に出ます。
すると庭園が見えてきます。
本坊客殿にはお茶とお菓子を出してくださる
従事されている女性がおられるのですが、
「こちらの縁側の下に、ひかり苔がありますよ」
と、こちらでもひかり苔の場所を教えてくださいました。
縁に正座をして下をのぞき込むと
大きなひかり苔が!
お話を少しさせて頂いたのち、女性は
「ゆっくりして行ってくださいね」とお仕事に戻られました。
部屋の中に、光前寺の説明、案内をしてくれる音声が流れるボタンがあります。
先ほどの女性が押してくださいました。
大きな五鈷杵もあり、触らせて頂くこともできます。
お寺に行き、この触っても良い五鈷杵があると私は妙にテンションが上がります(・∀・)
ベタベタ触り煩悩を払ってもらいます。
お茶を頂くテーブルが並べられているお座敷の床の間に
とある仏さまがおられました。
とても綺麗な仏さまで、見惚れるほどでした。
その仏さまに手を合わせご挨拶していると、
「近々、どこかのお寺で何らかの力を頂けることになる」
と、またしても頭に浮かびました。
何だろう?
準備をしておくように。
意識的な準備、なのだろうなぁ。
その床の間には、その年の干支にちなんだ仏さまを置かれていたりするのですが、
摩利支天さまでもないし・・・どなたさまか分かりませんでした。
イノシシの可愛い置物が足元に置いてありましたし、
今年の干支のイノシシに関係する仏さまなのかなぁ
とも思うのですが、分かりません。
見た感じ観音さまだと思うのですが。
今度光前寺に行った時に聞いてみようと思います。
なんというか光前寺は・・・実家に帰って来た感がするのです(笑)
授与所の方、受付の方、お茶菓子を出してくださる方、皆さん温かいのです。
今回も拝観時間があと30分しかないのにノロノロとやってきた私を
急かすこともなく、穏やかな口調でひかり苔の見どころを教えてくださいました。
いつも話し掛けてくださり、光前寺の見どころや駒ヶ根市のこと、
世間話などをしてのんびりお茶とお菓子を頂きます。
とても心が温まります。
お土産にも良いですね。
「塩畑」と「護摩しお」は身体健康の護摩祈祷がされているそうです。
本坊客殿、閉まる時間ですので後にします。
出口の辺りに、
霊犬早太郎報恩のために奉納された大般若経六百巻の一部が展示されています。
書き写しかもしれませんが。
宝物などいろいろと細かいところまで見どころがあり興味深いです。
本坊客殿にいる間、一雨降ったようでした。
『口が濁れば愚痴となり 徳が濁れば毒となる』
くち→ぐち
とく→どく
濁点がつけば・・・ということですね。
上手いこと言うなぁ(・∀・)
授与所や本坊客殿が閉まる時間ギリギリで光前寺を後にしましたが
帰りの参道の遠目に、先ほどの長寿飴を買った授与所の女性がおられるのに気付きました。
軽くペコ、と頭を下げると女性もペコ、と頭を下げてくれました。
お不動さまは酉年の生まれ本尊さまですからニワトリさんが描かれてますね。
お不動さまの厳しい表情と、ニワトリさんのニッコリ穏やかな表情が対照的で
実に微笑ましい絵です(笑)
そういえば今回はお不動さまのおみくじは授与所で見掛けなかったけど・・・売り切れ?
早太郎さんの横の足の部分には「霊犬早太郎」とお名前が書かれています。
沸き立つ雲。
駒ヶ根市は美しい町です。
すぐ近くの山から雲が出来ています。
光前寺に向かう途中、中央アルプスや南アルプスがとても綺麗に見える道を走ります。
伊那市の辺りに入ったところから光前寺まで、
その景色を見ていて何故だかいつも胸がキューッと切なく締めつけられます。
この山、この雲、この空、この景色、この里。
美しくて、切なくて、
この景色が何ものにも脅かされず、未来永劫ずっと続いていってほしい。
そんな思いが強く出てきて涙が溢れます。
いつも涙を拭きつつ光前寺へ向かいます。
悲しいわけではなく、いとおしいのだと思います。
『私のふるさとも美しかった。
このふるさとは守らねばならない』
この強い思いは今の私自身が思っていることではありません。
目の前も頭の中も心の中も震えます。
そして光前寺に行く時、この景色を見る時は
私ひとりではなく、誰かが一緒に来ているような気がします。
昔、ここで同じ景色を見ていた。
または、同じような景色を別の場所で見ていた。
きっと、その「誰か」の思いなのだと思います。
その「誰か」は私の過去世なのか
別の人物なのかは今の時点では分かりません。
それについての断片はちらほらと出てきていますが。
私は自分の過去世のうち、2人をハッキリと気付いていて
ほか2、3人の思い当たるところがあります。
過去世は、知るなら知っても良いし
知らないなら知らないで人生を終えても良い。
どちらにしろ、
今世でやることは皆、決まっているのだから。







































