ジーマーミ豆腐専門店 やまな屋 無人販売所
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南城(なんじょう)市大里稲嶺(おおざといなみね)を通る県道48号線沿いにジーマーミ豆腐の無人販売所があります。
無人販売所はレストラン稲穂の前に設置されています。
『ジーマーミ』とは沖縄の方言で『落花生』の事で、地中に豆が結実する様子の『地豆(ぢまめ)』という意味からそう呼ばれています。
名称に『豆腐』とありますが大豆が原料では無いので、落花生(ピーナッツ)アレルギーがある人が通常の豆腐と思って食べてしまうと大変な事になるので十分に気をつけましょう。
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近づいてみるとこんな感じです。歩道の側にあって割と目立ちます。
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中を覗くとこんな感じ。冷蔵庫の上に商品案内と右側には謎の本。
冷蔵庫の中にジーマーミ豆腐があるみたいです。それでは開けてみましょう。
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あらまぁ(嬉)。冷蔵庫の中にはカップに入ったジーマーミ豆腐が味別に置かれています。
通常のジーマーミ豆腐はみたらし団子の様な甘いタレが一般的ですがこちらは5種類ありました。せっかくなので全種類を購入します。
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値段は1個200円です。料金箱に1000円札を入れました。料金箱の上にはちゃんとカメラがあるのでインチキしたりすると大変ですよ。
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家に帰ってじっくり見てみます。これはちょっと楽しみになってきましたね♪。
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全部にタレをかけてみます。
下の左から紅いも、黒ごま、甘醤油。上の左から抹茶、きなこ。よく見るのは甘辛い甘醤油のタレです。それ以外は色味も斬新ですけど味はどうなのかな?。楽しみです。
まずは甘醤油味を食べます。
ベースとなる豆腐はもっちりとして少し弾力のある味わいでした。居酒屋とかに出てくる柔らかすぎるジーマーミ豆腐は個人的にあまり好きではないのでこれは嬉しい。
味は良くも悪くもいつものジーマーミ豆腐ですが、豆腐はジーマーミの風味がちょっと薄い気もします。
さぁ次に参りましょう。
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2番手は紅いも味です。
タレと言うよりややドロッとしたペーストになっています。鮮やかな紫が新しい。
ザラザラ感のあるペーストと豆腐の弾力が程よく合わさる食感。これはこれで美味しかったですがペーストの主張が少し強くて豆腐の味がかき消されている感もあります。紅いものお菓子が好きな人にはたまらないかも。
どんどん行きましょう♪。
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3番手は黒ごま味。
紅いも味とは打って変わってサラサラな液状のタレです。白に黒をかけるという背徳感もありますね(笑)。
口に入れると黒ごまの香りが広がります。甘醤油よりも甘くは無いのでお互いの味を邪魔せずにバランス良くできています。これはシンプルに美味しい♪。願わくは豆腐にジーマーミの風味がもう少しあればと思いました。
まだまだ行きますよ。![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240606/02/quox-umiyamagusuku/14/15/j/o1080081015447964542.jpg?caw=800)
4番手は抹茶味。
紅いもに似たちょっと粘りのあるタレです。奥深い緑が綺麗です。和菓子定番の味付けの印象がありますがこれの甘さは強めな味わいです。抹茶特有の風味もありながら抹茶の餡子みたいな感じです。
甘い物好きや和菓子テイスト好きはいいかも。
お次でラストです。
黒ごま味よりも少しトロみのある感じのタレで、見た目で味が期待できる組み合わせです♪。
きな粉特有の粉っぽいザラ付きが舌の上で風味を出します。タレの主張は豆腐と五分五分な感じです。これも和菓子好きには受けそうです。
5種類を食べてみて自分的にはスタンダードな甘醤油味が一番でした。そして黒ごま味のアイデアも斬新で美味しかったです(*^^*)。
詳細は不明ながらジーマーミ豆腐は琉球時代に本土から八重山に伝わった胡麻豆腐を元に作られたといいます。その説によると原料を胡麻から落花生に変えたレシピが首里に伝えられて、使者や客をもてなす宮廷料理の一つになったとされています。
自分がジーマーミ豆腐を知ったのは20代の終わり頃で、会社の上司と北部にあるホテルのレセプションに行った時に初めて食べました。その時は黒蜜にきな粉を薄くかけたジーマーミ豆腐でした。落花生の風味が強烈でビックリした記憶があります。
それからハマりましたが当時はスーパーでも取り扱いが少なくて同じメーカーばかり食べてました。今は沢山の製造メーカーがあってこうした個性的なジーマーミ豆腐も販売されています。
ドライブの途中のおやつにも良きですよ~♪。
ジーマーミ豆腐専門店 やまな屋無人島販売所
南城市大里稲嶺1981付近レストラン稲穂前
道路沿いで駐車はできませんが、レストラン稲穂の裏は旧道になっているので邪魔にならない程度に停められます。