内間御殿(うちまうどぅん)のサワフジ | 沖縄の裏探検

内間御殿(うちまうどぅん)のサワフジ



西原(にしはら)町嘉手苅(かでかる)に国指定史跡の内間御殿と西原町指定天然記念物のサワフジがあります。
内間御殿とは金丸(かなまる、後の尚円)が内間地頭になった際に住んでいた邸宅跡です。
内間御殿は2011年2月、サワフジは2012年5月にそれぞれ指定されました。


内間御殿の中に入ると左側に見えてくるのがサワフジです。樹齢は約400年とされています。

『サワフジ』は『サガリバナ』の事で、花がぶら下がって咲く様子から方言ではジンカキーギ(銭掛け木)、キーフジと呼ばれたりします。毎年5〜7月に枝から垂れ下がる様に花を咲かせます。
自然ではマングローブ地帯の湿地帯に生えていて庭木として利用されます。
西原町ではサワフジの名称で呼ばれて、商業施設等にも使われて親しまれています。その花言葉は『幸福が訪れる』だそうです♪。

地元の人の話では完全に陽が落ちた後の20:00頃から徐々に咲いてくると言います。今年は開花が少し遅れている様子だと言います。
例年だとライトアップして幻想的な姿を楽しめますが、昨今。コロナ事情で派手にやる事は控えていてライトアップはしていないとの事でした(;´д`)。


夜を待って再び来ました♪。


咲いていました♪。肝心の内間御殿のサワフジはあまり咲いていませんが、内間御殿の周りや公民館や近くの広場にもサワフジが植樹されているので花を楽しむ事ができます。


花は夜に咲いて朝方には落ちてしまいます。たった1日だけの開花です。


花は独特の芳香があってそれに引き寄せられてスズメガがビュンビュン飛んできて当たりそうになります(^^;)。


公民館近くの広場にあるサワフジはまだ蕾が多くありました。まだ花を楽しめる事ができそうです(*^^*)。

ライトアップされていないのは残念ですが、コロナが落ち着いたらまた綺麗な花を咲かせて欲しいと思います。