私はデシのSDT理論と、チクセントミハイ博士のフロー理論が
人がいきいきと働き幸せに生きるために必要な考え方だと思っています。

そしてダニエル・ピンクの新刊『モチベーション3.0』には、
まさにそんなことが書かれています。

今日電車で読みかけの続きを読んでいて、ああ、やっぱりと
思わず感嘆の声がもれました。

さらに、チクセントミハイ博士がフローの研究を始めるにいたった背景は
ぐっとせまるものがありました。

ちまたで誤解されているように、フローというのは短期的な集中状態ではなく
「いかに人生を幸せに充実したものにするか」という理論なのだなあと
あらためて実感しました。
読んでて心臓の鼓動が何度も高鳴りました。


この本の中では、フロー理論を活用した職場環境づくりについても
いくつか言及されています。

マイクロソフトやパタゴニア、トヨタの名前も挙げられていますが、
例としては、スウェーデンのエリクソンが、フローの概念を、
社内の事業部統合を円滑に進める目的で利用した際の話が
短いですが紹介されています。

日本理化学工業のように、スキルとチャレンジのバランスのとれた
環境を整えてあげること。

いつでもフィードバックを得られるようなコミュニケーションのシステムが
つくられていること。

環境側だけで成功するわけではありませんが、とても大事だなあと
あらためて思いました。

今週のフロー研究会で、この本についてお話するので、
そこでもう少し深めてある程度フロー理論を職場活性に活かす際の
プロセスについてまとめたいです。


4062144492モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか
ダニエル・ピンク 大前 研一
講談社 2010-07-07

by G-Tools