母の旅立ち その6 | ぽっちゃむの戯言

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慣れない土地で子育て頑張ってるアラフィフの戯言。

病室に着くと、母は「痛い」「寂しい」「帰りたい」というのを訴えてきました。

 

翌日は腹水をぬく処置をする日だったこともあり、「明日腹水ぬいたらまた少し楽になるんじゃないの?また明日来るから頑張ろうよ!」と、言い寂しそうな母の手を握った後、病室を出ました。

 

 

帰る途中、看護師さんに会ってしまい、病室に来たことを怒られる!と思ったのですが・・・

「あんたのお母さんは痛い痛いってうるさいんだよね。それに、処置するために鼻から入れていた管も勝手に抜いちゃうし。」と別の事で怒られました・・・。

 

どちらも病気からくるものだし、それは医者に言って改善してもらうべきなのではないか?!とイラっとしたのですが、この時は母がこれからもお世話になるのだし穏便にすませなければ・・明日また別の看護師さんに訴えてみようかな。

と思い、とりあえず謝ってその場から去りました。

 

 

 

 

その日の夜中。

就寝中に携帯へ着信がありました。

 

 

母からだ。

・・・・。

どうしよう。

また、今すぐ来てって言われたらどうしよう・・・。

どうしよう。

 

出るかどうしようか悩んでいるうちに電話は切れました。

 

 

あと数時間したら病院行くから待っててね。

と心の中で思って再び眠りにつき暫くすると家の電話が鳴りました。

 

 

こんな時間に電話・・・。

なんだろう・・・。

ドキドキが止まりませんでした。