初めての大型技能教習の日。
卒業したばかりでまた行くのは何故か少し恥ずかしかった。
教習所に到着し、カウンターで乗車手続き。
カウンターには弟子が座っていた。
「今日からまたよろしくお願いします」
ロッカールームに荷物を置きに行くと、「お疲れ様で~す。」声をかけられた。
「お疲れ様です」
後から入ってくる人も、挨拶しながら入ってきたりした。
今のメンバーは、挨拶程度は交わす感じなんだな~普通の時とは違うん感じなんだな。なんて思ったりしていた。
プロテクターと緑ゼッケンを付けて待つ。
時間になり、インストラクターが出てきて、代表のインストラクターからの挨拶が終わると、担当インストラクターに呼ばれる。
私と男の子の二人だった。
担当インストラクターに「ぽっちゃむさんは卒業したばかりなんですよね?じゃぁそんなに説明とかしなくてもコースとか大丈夫ですよね?」と言われる。
「そうですね・・・多分」と答えると、「この時間はS字、クランク、一本橋などの前半の課題をやって応用コースまで行きますか。」と、軽く言われた。
普通二輪車の場合、緑ゼッケンだと駐車場所からスタート位置まで押して行ってから教習が始まっていたが、大型だと駐車場所からスタートすることができた。
重たいバイクを押すのは地味に辛かったから助かった。
インストラクターの後ろに青ゼッケン(1段階後半)を付けた普通二輪の男の子、その後ろに私。という順番でウォーミングアップ走行がスタートした。
周回を何周かした後、発着場所へ行く。
男の子に、今日やることを説明して先にスタートさせる。
私の番になった。
「とりあえず、引き起こししてみようか。」とインストラクターがバイクをそ~っと倒した。
あ。それはやるんだね。なんて思いながら起こす。
「次は、課題をちょっと走ってみようか。後ろからついてきてください。」
と。
周回を走ったあと、8の字型コースに入り、ぐねぐねっと何周か走る。
その後、S字を通過して、車幅ギリギリに置かれているポールの間を通った。
そしてクランクを通過・・・しようとしたところでパイロンを倒してしまった。
基本、パイロンは倒した人が直すことになっている。
パイロンを直すため、バイクから降りようとしたとき転んだ
後ろから来た同級生インストラクターに「早速やったね」的な感じで見られた
転んだ場所が芝生の上だったので身体は痛くなかった。
バイクを起こして、一本橋に向かう。
一本橋は何故か簡単に感じた。
初回からタイム(10秒以上)も余裕でクリアすることができた。
重いから安定しているのか?!
ここまで終わったら「残りの時間は応用コースを走っておいてください。」だって。
一人で時間まで応用コース(S字~クランク~一本橋)を自由気ままに走った。
大型は大きいし重たいから走るのも違ったりするのかな?とドキドキしていたけど、私的にはそんなに意識しなくても普通に乗りこなせたことにびっくりした。
バイクの乗り降りを除いて・・・の話ですが。
この日の講評。
「あ。今更だけど服装とか大丈夫だよね?」なんて言われながら8個の課題に【済】のスタンプを押し「次回から青ゼッケンね!」だって。
大型二輪は普通よりちょっとだけ習える時間が短いけど、進むのは早いんだな。
なぁんて思った初めての大型技能教習でした。