谷岡塾長ゼミ(第11回)報告 | 女性首長を実現する会 愛知

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<FL政治塾・谷岡塾長ゼミ(第11回)>  1回から10回のまとめはこちら宝石赤

時 2016年10月21日(金)午後7時~ 場所 大須 aichikara事務所   参加者 6名

「第11回は、暮ら市のガバナンス 政治制度、選挙制度、意思決定の方法」
なお今後、
11月: 暮ら市のガバナンス続き、12月:歳入の具体案、1月: サスティナブルな街の具体化
2月: 健康 について話していきます。

音譜今日のまとめ

1)市民の合意形成をどういう形で行うか
・暮ら市の人口を2万と仮定しているので、何かあった時は全員が集まり話し合えるレベルではないか(直接民主主義)。
・市民が集まり、さまざまな問題について話し合える場所(アゴラ)が必要。(そこが町の中心・求心力のある場所になる)
・専任の議員は不必要、もし議員を設定するとしても、職業を持っている人
・代議制にするとすれば、年代別代表制がいいのでは(男女はもちろん同数)。
・課題が出て来た時に、問題ごとに関わる人々が集まり論議を深める。

→直接制、代議制のどの形を取るにしても、市民のだれもが問題が起きた時に、それを「自分のこと」として考えられる仕組みを作ることが基本。
2)「暮ら市憲章」が必要ではないか。
・市民の基本として、「これだけは守る」という市民憲章を策定する必要。
・いままでに話し合われたことのまとめになる・・・
Ⅰ 持続可能なまち(サスティナブル・シティ)であること。
Ⅱ さまざまな決定は、熟議を基本にする(論議の仕方は未決定。
直接制、地区代表制、年齢別代表制、課題別代表制など。当然男女同数)
Ⅲ 主権者は市民であること(住民主権)
・・・など。
この「市民憲章」がないと、基本のところで混乱が起きる(工場を誘致し発展させよう…などという意見が出てこないとも限らないので)


音譜上記が、今回話し合われたことですが、これ以外に、「谷岡語録」とでもいうべき面白い(参考になる)お話が幾つかありましたので、それを付け加えておきます。お時間のある方、お読みください。

 

宝石赤谷岡「ディベート(討論)は、白黒つけるための論議で、『どちらかが正しくて、どちらかが間違っている』という形になる。しかし、ディスカッション(議論)には、『誰もが未熟で、それぞれに聞くべき意見がある。自分の意見を変えなくてもいいが、話し合い、自分の意見を修正して行く』という過程が必要。最終的には多数決に従うとしても、この熟議の過程がないのは民主主義ではない」「何より必要なのは、論点を明確にして議論すること。冷静さを保ち、不必要な摩擦を起こさず、ユーモアとウィットを入れながら議論するには教育が大事。アメリカ大統領選の二人には、ユーモアもウィットもなかった。」

宝石赤「明治時代、福沢諭吉は議論をするために『三田演説館』という建物を作った。ここは洋館で、演壇に向かい椅子に座って議論し合う。しかし険悪になり易く、諭吉はその建物の隣に、畳敷きの『萬來社』という建物を作った。演説館でけんか腰になっても、萬來社で落ち着いて本音で話し合うと、議論はスムーズに行き、問題解決の糸口になった。日本人が議論をするためには、会議場だけではダメで、本音のいえる場所が要ると諭吉は気づいていた。もっとも、料亭政治とは違って、議論する人と決める人は同じでなくてはならない。落としどころがあらかじめ決まっているようなものは、議論ではない。」「議論にしても実際に何かをやるときでも、『我慢に我慢を重ねない』事が大切。『多少の波風を立てることが必要』。受け身で素直で優秀な子ほど、波風を立てられず、問題が大きくなる」


次回【第12回】は11月24日(木) 同時間、場所です。
*次回は、いつもの金曜日ではなく、木曜日ですので、ご注意ください。
場所 aichikara事務所 中区大須2-26-28アイランド大須1階
会員無料、一般1000円

(まとめ・高野)