英語はスポーツや音楽と一緒。こういう表現をしている本があったとしたら、是非信用してください。NHKラジオの講師の岩村圭南先生は「英語は音読だ」とおっしゃっていますが、本当にその通りだと思います。


「〇週間で英語をマスター」とか、「英語がペラペラに」という表現を使っている教材やサイトの多いこと。私だったらこれらの言葉をみただけで読むのをやめます。時間の無駄だと思っていますから。


そもそも「マスター」って何?「ペラペラ」って何? 私たちは日本語を「マスター」していますか? 敬語をちゃんと遣えますか? ロバート・キャンベル先生より日本語を知っていますか? 全ての漢字を知っていますか?


語学においてマスターなどという言葉を使うのは浅はかです。聞いていて恥ずかしいくらいです。

帰国子女でさえ、日本にいたら現在のスラングや流行語は知らないはず。語学を「完璧に」するなんて、ノンネイティブには不可能。そのことをまず知って欲しいです。その上で、自分なりの目標を作ること。


「ペラペラになりたい」などと思ってはいけません。自分が英会話をしたいと思った理由が必ずあるはず。職場で使うから、国際交流したいから、旅行がしたいから。身振り手振りでもいいから、まずはその目標に近づくこと。そうすれば次の目標は自ずと見えてきます。英語は生涯学習、背伸びせずに焦らずやることです。



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さて、少し具体的な話になります。といってもやはり精神論なのですが。

「英語を英語のまま理解する」という表現はよく聞くフレーズだと思いますし、実際に本当にその通りだと思います。英会話や速読において、英語を英語のまま理解するということは必要不可欠です。
「それができれば苦労はしない」「そんなのはノンネイティブには無理だ」と思う方も多いと思いますが、実のところどんな人にも可能です。

例えばシャンプーという単語。シャンプーと聞いて100人が100人、髪の毛を洗うシャンプーを思い浮かべると思います。しかし、シャンプーも立派な英語shampoo(語源がヒンズー語とかそういのはおいておいて)です。カタカナにしてしまうから日本語になってしまうのであって、普段から適切な発音をイメージしておけば英単語を英単語のまま理解するというのは可能なことがわかると思います。
このような風に考えると、一気に語彙を増やすことができます。例えばenormousという単語をご存知でしょうか。発音記号[inɔ'ːrməs]です(goo辞書より)。是非発音してみてください。日本語訳にあるように、「巨大な」という感じがしてこないでしょうか。する人はそれでOK,しないようであればそう感じられるまで「巨大な」「莫大な」光景を想像しながら何回も音読してください。そのうちパブロフの犬のように刷り込まれてきます。
こうやってボキャビルをしていけば、「覚える」というより「身につける」という感覚で、無理なく語彙を増やしていけます。
同様にこれからは既知の単語でも、例えばtomatoという単語でも、「→トマト→赤い野菜」と変換していくのではなく、[təméitou] →赤いやつ というように直接変換できるように何度も刷り込んでいきましょう。
「英単語は文章の中で覚える」というやり方ももう一つ大切なやり方ですが、それは後でとりあげることとして、ここでは「英語を英語のまま理解する」という話をさせていただきました。

ちなみに前述のenormousという単語ですが、goo辞書には「ē-はずれた+norma尺度→巨大な」と書いてあります。こういう語源から英単語を覚えるやり方を指導していた学習塾が高校時代にありましたが、英会話に関しては効率の悪いやり方です。このような理論的に考えている時間は会話中にはありません。もっというと、前述のように単語を身につけていけば、こういった語幹は自然と分かってくるものです。
是非、語感で単語を身につけていってください。


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少し話がそれますが、TOEICに関してです。私が思うに、TOEICのスコアほど英会話力の指標にならないものはないです。換言すれば、TOEICの勉強をしたところで英会話力はつきません。ただし、目標をもつという点では大きな意義があると思いますし、就職などで有利になるのであれば受験する意味はあると思ってはいます。

ちなみに私のTOEICのスコアは950です。正確に言うと数年前の点数なのでもはや失効しているのですが。満点でもないのによくもまあしゃあしゃあと語れるな、と思われそうですが、正直TOEICで満点をとることにあまり意味はないと思っています。私が考えるTOEICのスコアと英語力の関係を書きたいと思います。重複している部分に深い意味はないです、あくまで目安なので。

800-900:大学受験で英語が得意だった人
900-940:大学受験で英語が得意で、かつTOEIC対策もした人。英会話はできない。
940-960:TOEIC対策をしたノンネイティブで、英会話もそこそこできる。
960-985:TOEIC対策を頑張ったノンネイティブ、テキトーに受験した帰国子女
990:TOEIC対策をすごく頑張ったノンネイティブ、それなりに対策した帰国子女


といったところです。別に自分が950だから言うわけではないですが、ある程度TOEICの点数がとれるのであれば、そこからは英会話を念頭に置いた勉強をすることをお薦めします。逆にそういった勉強をしていれば、TOEICのスコアも伸びると思います。



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