漢方薬や鍼灸治療などの伝統医療が、2018年春に開催される世界保健機関(WHO)の総会で認定されるそうです。

 

 世界保健機関から、鍼灸や漢方などの伝統医療が医学として認められたということではないでしょうか。アジアを中心として行われていた鍼灸治療や漢方薬は、いまや世界中に広がりをみせています。

 東洋医学は身体の個々の不調に対処するだけでなく、身体の営みのバランスを調整することで、機能回復や予防などさまざまな効果をあげることができます。昨今、予防医学が見直されており、東洋医学はその分野でも大いに力を発揮できますので、そんなところも評価されたのではないでしょうか。

 

 国際基準の国際疾病分類(ICD)は西洋医学の統計データがメインであり、鍼灸や漢方などの伝統医療は世界中の多くの人が恩恵にあずかっているにもかかわらずデータが不足しているそうです。伝統医療の認定は、その情報格差を埋めることも目的にあるそうです。

 データが多く集まることで、西洋医学、東洋医学問わず発展し、多くの人が救われる医療が提供できるようになるといいですね。

 

産経ニュース「漢方薬や鍼灸など『伝統医療』 WHOが認定へ 日本の漢方、地位向上へ」http://www.sankei.com/life/news/180109/lif1801090004-n1.html