前回は、~骨端線について(前編)~をお送りしました☆
骨の成長というものをすこしお分かりいただけたかと思います。今回は、たいせつな『損傷』についてのお話となります。
骨端線損傷
骨端線は骨に比べると軟らかく、損傷しやすい場所です。スポーツ中に捻ってしまったり、繰り返し負荷をかけ続けたことで損傷します。また、高いところから飛び降りたり、ぶつけたりすることでも損傷することがあります。
出典元:http://www.newton-doctor.com/
骨端線を損傷すると、骨の成長にも影響することがあるので骨折以上に注意が必要です。捻挫と言われたが、痛みがいつまでも続いている時などは注意が必要です。成長障害にもつながる場合もあるので、しっかりと治療しましょう。
治療
損傷の程度によりますが、ギプスや包帯での固定が必要な場合が多いです。ケガをして3日間位はお風呂で温めたり、患部をマッサージしたりせず、安静にするなどなるべく患部にかけるストレスを減らすことが大切です。
ケガをしてしまっても、骨端線を痛めてしまったのかはご自身で判断できないと思いますので、しっかりと医療機関で見てもらいましょう。
当院には、レントゲンとは異なり放射線の被曝を心配すること無く患部の観察をすることのできる超音波画像観察装置があります。お腹の中の赤ちゃんを見るエコー検査装置と同じものです。
徒手検査と合わせてエコーでの観察をすることで、しっかりと症状を把握してから治療をすることができます。
「子どもが手や足を捻ってしまったけど、成長障害が起こらないか心配」
「いつも、痛い痛いと言いながスポーツをしている」など・・・
気になることがあれば、ぜひ当院にご相談ください。身長がまだ伸びるのかなんてこともある程度はわかりますよ。