アキレス腱を断裂された男性の3か月後の経過です。

 

固定は、ギプス→ヒール付きギプス→シャーレ→プライトン→包帯→包帯オフ。

荷重は、免荷→徐々に荷重をかけながら両松葉杖→片松葉→松葉杖オフ。

 

現在固定はすべてオフとなり、積極的なリハビリ期に入っております。

生活動作も不自由を感じることなく過ごされております。

 

両足でつま先立ちは、できるようになりました。

 

片足では、つま先立ちがまだ難しいです。

腓腹筋のボリュームも健側の右側に比べてまだ減っています。

 

現在、アキレス腱の断裂部は、健側よりも太く癒合しています。

これから、組織的にも機能的にもリモデリングしていきます。

 

要するに、くっついたものの、ここでメカニカルな適刺激を与えないと、

うまい具合にリモデリングが進まないということです。

 

そのため、リハビリを積極的に行ってもらいます。

 

以下、ご本人の感想として頂戴しました。

↓↓↓

アキレス腱断裂をして、【保存療法】を選択しましたが、

結果として一日も仕事を休むことなく続けることができたので良かったです。

 

また同じ職場の方も、毎日の自分の変化を見ているので、

『手術しなくてもこんな風に経過していくのだ』と、感心していましたとのことでした。

 

雨の日など、松葉杖での来院はとても辛いものでした。

軽くなった足元に当院もほっと一安心しております。