肉離れとは?


↓先日、こちらでご紹介しました。

ゴルフをしている最中に肉離れ(43歳・男性)



今回は、受傷日および経過のBモード(超音波画像観察装置)画像と固定をご紹介します。




受傷当日は、視診上でも腫れが目立っています。

同部位のBモード画像上でも、腓腹筋がヒラメ筋の筋膜から剥がれています。




車で帰らなくてならないことから、

当日は、ホワイトテープと綿包帯にて圧迫固定をしました。


併せて夜間装具(NightSplint)をギプスで作り、夜間はこちらに変えて寝てもらいます。




受傷当日のBモードです。




5d経過後のBモードです。



早期に圧迫固定をしたので離開した部分に血腫がたまることなく、

初期の出血が糊の役割をはたしてくれています。



もしも、圧迫固定をしないとこのように↓血腫が溜まってしまいます。



繊維芽細胞が足場をつくることができず、このままでは治癒が進みません。


働きアリが水たまりにハマってしまったら、

エサを運ぶどころか、おぼれて右往左往です。細胞でも同じことです。



今回は、痛みも増悪することなく、ご本人はゴルフの再開を楽しみにされています。

今後、経過をみてストレッチング指導なども行います。