家の中で布団を運ぶ際、転倒してテーブルに脇腹を強打し、その後痛みが続き、夜も寝られなかったということで翌日来院されました。
左脇から背部にかけての痛み、夜間痛(+)、圧痛(+)、腫脹(+)、コンプレッション(+)、カフサイン(+)、動作時痛(+)、でしたので超音波画像で観察いたしました。
肋骨7および8th位にて骨表面の連続性に不正が見られましたので、マイクロ波による炎症反応を確認後、超音波治療を行いました。
キネシオテーピング・湿布・バストバンドによる固定を行い、安静を指示しました。痛みが強いようならロキソニンSなどのNSAIDsを購入して飲んでもらうことにしました。
肋骨は、1本1本、骨に沿って血管・神経が伴走していますので、患部から背部にかけて痛みが広範囲に渡ることがあります。また、神経がいつまでも痛みを拾ってしまい、痛みが引きづらくなりますのできちんとした治療が大切になります。



