ちょっとした自慢話

自慢というか

ちょっと気分が良かった

思い出話です


今の前に所属していた楽団は

吹奏楽をやっている人なら

知らない人はいない

超有名な作曲家が

毎回定期演奏会の

ゲストとして指揮を振りました


もう、この世には

いらっしゃらないですが


春の定演に来るゲストは

アメリカ人だったので

指導には通訳が入りました


私は英会話は

全くダメなのですが

音楽の専門用語が多いと

頑張って集中すれば

半分ぐらいは

自力で聞き取れました


そんな中

作曲家の先生が

「1st Alto Saxophone」

と私を呼び

「影譜を代わりに演奏しなさい」

みたいな指示を出したのです


影譜とは

本来他の楽器で

演奏するべき旋律が

小さめな音符で

書かれた部分の事


あの楽団は

足りない楽器は

全てエキストラを

補っていたので

私が吹く必要は

なかったと思うのですが

なぜか吹けとの指示


その指示が

通訳なしでもわかったので

思いっきり頷いて

「分かりました」アピール


その様子を見た通訳の方が

その指示を訳さなかったので

私は自力で

指揮者の指示を

受けた事になりました


団には

英語ペラペラな人もいたので

決して自慢するような

事じゃありません


でも

普通はお目にかかる事も

叶わない

偉大な作曲家


その人から

直接指示を受けられた事が

妙に嬉しくて


いい思い出として

残っています


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