サプライチェーンの基礎からDXについて勉強中です。

世の中にある書籍を様々、読み進めておりまして

自分の備忘録も兼ねて記録しています。

 

● 小売り広告の新市場 リテールメディア

 

小売り広告の新市場 リテールメディア [ 望月洋志 ]

 

サプライチェーンの領域とはやや違うように見えて、

良く確認してみると非常に重要な要素だと理解できました。

「リテールメディア」

に関する書籍です。

 

私はかなり誤解して、あるいは、狭い定義でリテールメディアをとらえていました。

すなわち、小売業者が店舗において「メディア」を利用して、メーカーの広告を

流すことによって報酬を得るものである。と。

 

非常に誤った理解でした。

 

・小売事業者が自身が有する「場」を広告に提供する

・その「場」は実際のリアル店舗であってもいいし、小売事業者が運営するECサイトであってもいい

・むしろ米国ウォルマートは自社ECサイトを活用しているし、アマゾンはそもそも自社のサイトがもともとECサイト

・メーカーの広告を流す、というのは合っている

・しかし、単純に広告を流すのではなく、広告の効果を測定できること。しかも、広告視聴者が広告対象物を実際に購入したかどうかがわかること。

 

そして、著者は小売事業者とメーカーのパートナー関係が大きく変わる、と結論づけています。

 

これは、サプライチェーンで小売・メーカーの協働による活動、すなわちカテゴリマネジメントと同じ考え方だと思います。

 

もしかすると、

カテゴリマネジメントの取り組みにおける、広告・販促分野の協業のありかたがリテールメディアなのではないだろうか・・・と愚考した次第です。