サプライチェーンの基礎からDXについて勉強中です。
世の中にある書籍を様々、読み進めておりまして
自分の備忘録も兼ねて記録しています。
●S&OPで儲かるSCMを創る!
サプライチェーンマネジメント(SCM)が主に物の流れ、すなわち数量に
着目しているのに対して、S&OPは金額、しかも利益に着目する考え方です。
そういう訳ですので、ある企業、例えば製造業の企業が
原料を調達して、部品加工して、組み立てて、製品として出荷・販売する
という場合に、同じ流れでも数量に着目するとSCM、利益に着目すると
S&OPという感じになるのですが、
私の感覚では、S&OPは利益+数量の両方を考慮したマネジメントだと思いました。
数量抜きで金額や利益は計算できないためです。
本書は、そのS&OPを解説した教科書本です。
派手に「儲かる」というタイトルが入っていますが、別に奇抜な方法が提案されている
のではなく、S&OPのセオリーと取り組み方の説明です。
残念ながら、コンサルタントの著者が実際に手がけた生々しい仕事を題材にしているものの
機密保持のため抽象化した記述になってしまっているので、迫力はありません。
書籍中盤にて言及される
「SCM/S&OP成熟度レベル定義」
はとても参考になる考え方だと思います。
私自身、今後の実業でもちらちら確認しながら活用できると思っています。