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の続編です。まずはおさらい。
「つまるところ、平氏の足並みを乱したに
すぎぬと気がついたようだったが、
今更後へは引けぬ。死ぬまで私に与する
しかない。そう思い悩んでいたのであろうのう。」
返す返すも惜しまれる。家盛と私は
全てにおいてしかと結ばれた仲であったゆえ」
「私が父なら、褒めてやるよのう。
家盛、あっぱれであったと。
さすが武士の子。見事なる犬死じゃ」
藤原摂関家の悪左府頼長さんに、家盛のことを侮辱された
ミキプルーンパパ盛。
沸点が高いハズのパパ盛も、
さすがに怒り心頭
ですが、相手は自分よりもはるかに身分の高い
摂関家のボンボンである悪左府頼長
直接やり返すわけにはいきませんので、
怒りのやり場がないパパ盛。そんなパパ盛がどうしたのか
こたえ
清盛に八つ当たりした
放りなげるミキプルーンパパ盛
何でも人のせいにする清盛の「中二病」が感染したのか?
「止めよ今すぐ止めよ
」
「父上」
「もうよいもう財を投げ打って、
このようなものを寄進せずともよい」
「わしじゃわしが家盛を殺したのじゃ
」
我が志を遂げるまでと鬼にも蛇にもなった
一門の者達、宗子にも家盛にも無理を強いてきた。
それで良いと思ってきた。
いつか志を遂げれば全て報われる。
家盛の忍耐も報われる。」
それは違うだろ!という顔でパパ盛の言葉を聞く清盛
「だが違うた家盛は断じて報われん
武士は己の分をわきまえて生きておれば、
それでよいのじゃ~」
悪左府頼長のあまりに鬼畜な
「私が父なら、褒めてやるよのう。
家盛、あっぱれであったと。
さすが武士の子。見事なる犬死じゃ」
といった発言があって、パパ盛が怒り狂った直後のシーンとはいえ、
「王家に逆らえば、必ず大事なものが
犠牲になる。武士は王家に仕えておる。
そのために太刀を帯びておる。」
って第一話で言ってたミキプルーン忠盛の父である正盛と
同じ精神レベルに後退してしまったぞ!
家貞もあまりのことに目がウルんでいます
「今すぐやめ~い」
「お話はそれだけにございますか」
清盛に反発されてキレたパパ盛。でも、この場面では
清盛の言い分が正しいと思う。あんなに安定感抜群だった
頼れるパパ盛が、このシーンではウザいパパ盛りになってた件!
私は忙しゅうございます」
私的意訳:「俺は忙しいから、親父殿の寝言なんて聞いてらんねえんだ
用が済んだならとっとと帰ってくれ」
その清盛の言葉にて完全にメダパニ状態になったミキプルーン忠盛が
※メダパニ=ドラゴンクエストシリーズに出てくる
敵を混乱させる呪文。転じて混乱条他のことを指す
「止めろと言うておる。聞こえぬか清盛
」
松ケン清盛を掴んで
投げを食らわせたこの後もう一発投げを食らわせて、
見かねて止めに入った盛国も一喝して退け、
「わしの言うことが聞けぬか清盛
」
パパ盛三度目の投げでは、とうとう柱に激突した清盛。
プロレスの鉄柱攻撃かこれは
それにパパ盛の怒りは論理的にはおかしすぎるので、
私は八つ当たりと表現しました。パパ盛の怒りの源は
悪左府頼長に家盛及び平氏一門を侮辱されたことが
原因でしたが、この清盛が再建を担当している
高野山の宝塔は、鳥羽法皇からの依頼が発端です。
鳥羽法皇と頼長はある意味対立関係にあるので、
宝塔再建を立派にやり遂げ、鳥羽法皇の信頼を厚くする
ことは摂関家への牽制にもなります。
なのに藤原摂関家への怒りを鳥羽法皇、ひいては院への
怒りと同一視して
「もうこんな再建工事なんて、やる必要無し」
とミキプルーン忠盛が暴れ狂ったこと自体がオカシイと私は考えます。
「父上がどうお考えになろうと、
私は家盛の兄にございます」
この台詞で清盛の株は上がりましたが、この流血状態は
まさに鉄柱攻撃を食らったプロレスラー状態です
しかし、この親父が荒れ狂って息子を投げ飛ばすという
一連のやり取りは、昔懐かしのテレビドラマ「あばれはっちゃく」
シリーズで毎回おなじみだったシーンを彷彿させました。
あばれはっちゃくwiki 曰く
>ほぼ毎回のように、東野英心演じる父親が
「このぉバッキッヤロー!」と言いながら息子を張り飛ばした後、
「てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」
と言うシーンが特徴(第5シリーズを除く)。>
という当時の視聴者にはお馴染みのシーンです。
水戸黄門における由美かおるの入浴シーン並みに
視聴者にとってお馴染みのシーンでした。
何かの番組で平成生まれのタレントがこの父ちゃんが息子を
張り飛ばすシーンをみて、
「子供への虐待ですよこれ」
って言ってたのですが、あんなシーンを毎週普通に観てたんだよなぁ...。
ちょっと話が脱線しましたが、そんな「あばれはっちゃく」の
親父が息子を張り飛ばすシーンがフラッシュバックしてくるような、
清盛に対するパパ盛の投げ連発シーンでした。
パパ盛投げを3発も食らってグロッキーな清盛。
なんとか這いつくばって曼荼羅の前に達し、
己の血で絵に赤を塗りこみます。
って、他の場所にも血が垂れとるがな
力尽きて倒れこんだ清盛。
番組最後の清盛紀行のコーナーで高野山金剛峯寺の解説を
してましたが、この時出てきた大塔が、ドラマで鳥羽法皇の依頼で
忠盛が再建(現場責任者は清盛)した高野山の宝塔でしょう。
「平家物語では清盛が奉納した曼荼羅に清盛が頭の血を
絵の具に混ぜ、大日如来の冠に塗りこんだ」
と解説していましたが、それをドラマとして再現すると
パパ盛の八つ当たりで大出血した清盛が、その血を塗りこんだ
というシーンになるのか本当にこの脚本家の妄想ぶりは
凄いですなぁ。素直に面白がれる時もあるのですが、
清盛が己の血で曼荼羅に塗りこんみ、そして倒れこんだ時に
フカキョン時子さん&和久井ママ宗子さんが登場
「家盛が、兄上によろしゅうと言っておるな
かけがえなき、たった一人の兄上に」
あれだけ清盛に対して怒りを表しまくっていたのに、
いきなり物分かりがよくなった宗子ママ
そんな宗子ママを見つめる清盛の表情も、
何だかきょとんとしてる感じがする...
黙って成り行きを見守るミキプルーン忠盛
あんだけ清盛に対して怒りまくってたのに、大流血状態の
清盛を見ていきなり清盛に対して寛大になった和久井ママ宗子。
パパ盛の清盛に対する八つ当たり虐待シーンからの
一部始終を見ていればまだ分かる筋立てですが、
何故この展開でこうなる
こうして相変わらず平氏のターンでは、ホームドラマ展開が
続いていました。血生臭い源氏のターンの方が、
時間は短いが絶対的に面白い...。
あとはまとめといきたいところですが、
「半角40000文字をオーバーましました」エラーが
発生しましたので、中途半端ですが
につづきます。
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