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の続編です。
あらすじ
美福門院となった得子に呼ばれた忠盛は、この再建が
落成のあかつきには、公卿の地位も夢ではない
ということをほのめかされる。
しかしその直後、頼長が忠盛の前に現れ、家盛が死に至った
てんまつを告白する。家盛は自らが平氏の棟りょうとなるために
全てを自分に差し出し、自ら平氏一門を売った小心者だと馬鹿にし、
家盛の死を「犬死にだ」と笑い飛ばす。
今や時の人である得子様に、
「高野山の宝塔の再建が成ったら公卿の地位を約束してあげる」
という主旨の言葉をいただき、張り切っていたミキプルーン
忠盛の前に、悪左府藤原頼長が現れたシーンです。
「近頃、美福門院様のおぼえめでたいようじゃなぁ」
「身に余ることと存じております」
「もう一年(ひととせ)が過ぎたか。
「先だって、一周忌の供養をしてまいりました」
「私も残念でならぬ。まこと優れた男(おのこ)
「ありがたきお言葉」
「身の程をわきまえぬ野心を持つものは、
苦しみぬいて死ぬということよ」
「知らず知らず、生まれ怪しき兄への
うっ屈が溜まっておったのであろう。
“家盛こそが後継ぎの器”と少しばかり
おだててやると、何もかも差し出しおった。」
頼長の只ならぬ物言いに、顔色を変えた忠盛
「つまるところ、平氏の足並みを乱したに
すぎぬと気がついたようだったが、
今更後へは引けぬ。死ぬまで私に与する
しかない。そう思い悩んでいたのであろうのう。」
「返す返すも惜しまれる。家盛と私は
全てにおいてしかと結ばれた仲であったゆえ」
よりによって家盛パパの忠盛に面と向かって、
「自分と家盛がしかと結ばれた仲=男色関係にあった」
と暴露した、鬼畜過ぎる悪左府頼長
頼長は家盛に対して
時代が平安時代だから無理無理ですが、もし彼らが現代人だったら、
頼長は腹心の部下にこの決定的瞬間を写真やビデオに撮らせ、
その証拠をミキプルーン忠盛に見せて精神崩壊を図ったでしょうね。
そんな馬鹿げた妄想をしてしまうほど、
この悪左府頼長の鬼畜ぶりは良かった。
「なんじゃ気味悪い」
気味悪いのはどっちだ
「もう、死んだ者の話ぞ」
今夜のお相手が嫉妬してるので、優しくフォローする悪左府頼長
「私が父なら、褒めてやるよのう。
家盛、あっぱれであったと。
さすが武士の子。見事なる犬死じゃ」
このドラマでは散々「王家の犬」呼ばわりされてる武士なので、
武士の子=犬死にとわざわざ口にした、鬼畜過ぎる悪左府頼長
あまりのことに激怒するパパ盛。ですが頼長とは
身分が違いすぎるので、面と向かっては何も言えない。
それがミキプルーン忠盛の怒りを更に強いものにしました。
いやぁ、このシーンは見応えありました。
山本耕史演ずる藤原頼長の鬼畜ぶりが卓越していて、
対するミキプルーン中井貴一演ずる忠盛はほとんど台詞が無く、
表情の変化だけで怒りを表しています。
過去記事で何度も述べている通り、頼長が男色家だったのは
事実ですが、そのターゲットになった相手に平氏一門の
名前が見当たらないことから、ドラマにおける頼長が家盛を
ロックオンしたというのは事実に反します。
だけど、そんなのが気にならないくらいに個人的には楽しんでました
別にBL好きなわけではありませんが、頼長の鬼畜ぶりが
見てて面白かったというのが本音です。
本当に朝廷&藤原摂関家&源氏のドロドロ愛憎劇は見てて
面白いのに、平氏のホームドラマは見ててタルい。
その中でミキプルーンパパ盛の存在に救われている
というのが、私も含めた多くのツイッター上の意見です。
この後ドラマでは頼長の鬼畜な暴露によってミキプルーン
忠盛が荒れ狂うのですが、その展開は続編
平清盛第15話「嵐の中の一門」Vamos流解釈6 トチ狂った忠盛が清盛に八つ当たり!編
にて
史実に反するが、頼長無双は見てて面白いという意見に
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