関連記事
これは絶対アメリカが悪い!『米兵乱射 市民の死者15人に』NHKニュースより
の続報です。
※抜粋した記事及び使用した画像は、NHK-NEWSWEB
の該当ニュースより抽出して利用しております。
全て批評目的の引用であり、他意はありません。
情報ソースのNHKニュースです
※記事抜粋開始
子どもら16人を殺害した事件で、
この兵士は事件について「ほとんど覚えていない」と
話していることが分かり、面会した弁護士は事件当時、
「心神耗弱」の状態だった可能性を指摘しています。
この事件は、今月11日、アフガニスタンの
南部カンダハル州で、アメリカ兵が
民家に押し入って銃を乱射し、
女性や子どもら16人を殺害したもので、
兵士は軍に身柄を拘束されアメリカ・カンザス州の
基地に移送されました。
これを受けて19日、弁護団がこの兵士と初めて面会し、
当時の様子などを聞き取りました。
それによりますと、兵士は事件の前後の記憶はあるものの、
事件自体については「ほとんど覚えていない」と
話しているということです。
また、当時、酒に酔ってはいなかったと話している
ということで、弁護士は「心神耗弱」の状態だった
可能性を指摘しています。
この兵士は、軍では上司や仲間から模範的な兵士として
信頼を集めていたということですが、家族の話では、
過去3度のイラク派遣を経て4度目の戦地となる
アフガニスタンへの派遣に深く落胆していたということです。
弁護側ではさらに、この兵士について事件前日に、
近くにいた仲間が大けがを負い、精神的に強い
ストレスを抱えた状態にあったと主張しています。
※記事抜粋終了
>これを受けて19日、弁護団がこの兵士と初めて面会し、
当時の様子などを聞き取りました。
それによりますと、兵士は事件の前後の記憶はあるものの、
事件自体については「ほとんど覚えていない」と
話しているということです。
また、当時、酒に酔ってはいなかったと話している
ということで、弁護士は「心神耗弱」の状態だった
可能性を指摘しています。
何かどっかで見た構図ですねぇ。
「ほとんど覚えてない」、「酒に酔ったはいなかった」、「心神耗弱」、
要するに
「普通の精神状態ではないから、
責任を問うことが出来ない」
弁護人は、そう主張するのが明白ですね。
日本における少年犯罪の裁判を見ているようです。
>この兵士は、軍では上司や仲間から模範的な兵士として
信頼を集めていたということですが、>
この手の報道は、正直素直に信じられません。
実体験で言うと、小学生時代の教員の一人で生徒にセクハラ
(というよりパワハラ?)をすることで有名な教員がおりました。
当時同級生達と、「○○先生は、絶対いつか捕まるね」
とネタにしていたのですが、実際卒業してから2、3年後に
捕まりました!
その教員逮捕について何らかの報道がされたのですが、
関係者の証言が「教育熱心な先生だった」とか、
「真面目な先生だったのに」とか、
「そんなことをするなんて信じられない」
といった実際に生徒として接した者からは信じられない
証言ばかりであったように記憶しています。
そんな過去の経験から、
「報道が伝える関係者の証言を、安易に信じるな」
と思って今まで生きてきた次第であります
>家族の話では、過去3度のイラク派遣を経て4度目の戦地となる
アフガニスタンへの派遣に深く落胆していたということです。>
当たり前のことですが、アメリカの職業軍人であっても、
実際に戦地に派遣されるのは嫌なんですね。
自国の国益のためであれば、世界中の紛争地に
勇んで介入を続けるアメリカ。
その「世界の警察」を自認する行動も、もう限界が見えて
きているように私には思われます。
>弁護側ではさらに、この兵士について事件前日に、
近くにいた仲間が大けがを負い、精神的に強い
ストレスを抱えた状態にあったと主張しています。>
戦場と大差の無いアフガニスタンでの駐留。残念ながら、
五体満足で済む保証など全くありません。そんな状況下で
近くの仲間が大怪我。ストレスを抱えるのは当然では
ありますが、それが免罪符には決してなりません
参考までに、他のサイトのニュースもみてみました。
Sankei Bizのサイトにあったのニュース
これはかなり詳しい内容でしたが、過去の関連記事は
NHKニュースを素材にして組み立たので、
今回もそのスタイルにした次第です。
ロイターのの記事では、
銃乱射で多数の現地住民を殺害した米軍兵士の名前と階級と
いった個人情報が開示されていました。
フェイスブック社会のアメリカでは、簡単に個人情報が
出回ってしまうことになると予想されます。
まぁどんな理由があったところで、
「戦場でないところで銃を乱射し、多数の民間人を殺害した」
という「人として許されない行為をしてしまった」
兵士を庇うつもりは毛頭ありません
毎日新聞の記事
アフガン米兵銃乱射:戦場派遣4度、重荷 米兵の弁護士指摘
より一部抜粋
>今回の駐留が4度目の戦場派遣だったことを明らかにした。
イラク派遣中に仕掛け爆弾で頭部を損傷したり、足先を失ったといい、
ブラウン弁護士は、ストレスが背景にあった可能性を指摘した。>
そんな状況でも軍を辞められなかったのは、やっぱり雇用がないから?
また、そんな色々な問題を抱えた人を戦地に派遣した
米軍の人事にも、問題がありますね。
>米兵は犯行に至った夜、度重なる派遣について
本国の妻と口論となり、ほかの兵士2人と軍規に反して
酒を飲んでいたという。
この高官は「ストレス、飲酒、家庭の問題が一度に重なり、
米兵はキレた」と話した。
ブラウン弁護士は「妻とは良好な関係にあり、事実無根の報道。
政府は戦争にではなく、個人に罪を着せようとしている」と批判した。>
「キレた」で銃を乱射して、民間人が
16人も殺されたらタマラン
今回の事件を色々と検証して思ったことは、
アメリカの都合による紛争地への介入行為は、
もう限界に近づいているのではないか?
ということです。派遣される兵隊も強いストレスに
晒され、こんな惨劇が起きたりする。
それをアメリカにとっては平和裏に終息しようと、
本国へ強制的に送り返したら、モチロン被害者側は
(今回のケースではアフガ二スタン国民)は黙っていない。
アメリカが「世界の警察」で有り続けようとすれば、
似たような事件がまた繰り返されることでしょう。
軍隊は運用方法を誤れば、簡単に「暴力装置」となります。
よってその構成員は非常に高いモラルが求められます。
今回の事件は、ある意味モラルハザードの一面もあります。
アメリカが今後も国益の為の介入行為を止めないのであれば、
少なくとも駐留軍の兵士がモラルハザードを起こさないよう、
適切な人事とモラル教育(イスラム国家でコーランを燃やすなど、
もっての外)の徹底くらいはしてもらいたいものですね。