世界史本、思わぬヒット…不人気返上し30万部 読売新聞


※批評目的の記事引用です。


記事抜粋始め

 古代から近現代まで、世界の出来事を通史的にまとめた

文庫本が全国の書店で異例の売れ行きをみせている。

 世界史は「カタカナだらけ」「暗記項目が多くて面倒」

「扱う時代が長すぎる」などの理由で日本史と比べて人気は低く、

大学受験の選択科目でも敬遠されがち。

購入の中心層は中高年で、今になって世界史の本を手にするのは、

流行の「学び直し」に目覚めたのか。

それとも日々変わる世界の政治情勢に対する関心からか――。


 上下巻で30万部を突破したのは、カナダの歴史家、

W・H・マクニールの「世界史」(中公文庫)。

原書は1967年発行で、2008年に文庫化された。

「世界で40年以上読み継がれている名著」というキャッチコピーで

東大の大学生協で人気に火がつき、一般書店にも広がって、

この1年で急速に売り上げを伸ばした。


 5大陸で異なる発展を遂げた人類史を描いた

「銃・病原菌・鉄」(草思社)も2月の文庫発売から

上下巻で25万部。いずれも購買層は30~50歳代で、

文庫で読める手軽さがブームに拍車をかけている。

記事抜粋終了



まだまだ30代以上の年代においては、文庫本の需要は根強い

ようですね。これが20代より下の世代になると、携帯サイト

やスマホからの電子書籍に流れそうだと思います。


しかし、私も受験時には日本史を選択しました。

世界史だと対象となる地図が広域過ぎるし、外国人の人名は

やはり覚えづらい。日本史は基本的に日本と東アジア

(といっても、朝鮮半島と支那大陸だけ)を頭に入れれば良いし、

人名もキリスト教圏やイスラム圏に比べれば格段に覚えやすい。

その代わり、やたらマニアックな内容の問題もありましたが...。


いずれにしても今後を生きる私達にとって、日本史はもちろん

世界史的な知識もあるにこしたことはありません。

私は「ベルサイユのばら」や「女帝エカテリーナ」等の

池田理代子作品によって18世紀後半から19世紀初頭の

ヨーロッパ諸国のことはそれなりに興味を持ちました。

あとはスペインにハマったことで、あの国の歴史は一通り

勉強しました。自分の経験から言って、西洋史を学ぶ際は

どこか1国に絞ってまず学習し、他の国々はそれを応用して

覚えた方が効率が良いように思います。


東洋史を学ぶ際に、「随の煬帝が云々」という箇所では

「日本では聖徳太子の時代だな」といった連想を多くの人は

すると思います。そういった感じで、基準を一つ設けてから

枝葉の知識を増やす方が混乱しません。

あくまで私個人のやり方ですが、ご参考になれば幸いです。



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