訪問日時 2011年11月19日(土)12:00頃


さて、メインイベントの袋田の滝です。長さ120m、幅73mという巨大な滝でありますが、一直線に流れ落ちる垂直落下ではなく4段に別れている滝です。

以前は滝を見る観瀑台(かんばくだい)が以前は下から見上げる場所にある第一

観瀑台しか無かったそうですが、2008年にエレベーターを使用して行く第2観瀑台が完成して滝の上部も見れるようになりました。


エレベーターの建設費約5億2000万円は、補助金なしにすべて利用料収入で賄ったとのこと。入場料が大人300円、子供150円ですから、ここがいかに凄い人気スポットであるかが伺えます。そのあたりの詳細は↓のWikiの記事にてご確認ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%8B%E7%94%B0%E3%81%AE%E6%BB%9D   



ここでの滞在時間は約90分。バスの中で添乗員さんが「エレベーターの待ち時間は約25分」と言っており、以前華厳の滝でも結構な時間待たされた経験から

第2観瀑台へ行くのは無理かとほとんど諦めていましたが、実際行ってみると

運良く待ち時間無しで乗れました。


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見てください、この光景。左手側の紅葉と滝とがなんとも言えず調和していて

美しいこと!



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とにかくシャッターを押しまくり。観瀑台自体あまり広くなく、屋根も付いていない

仕様だったので雨降りの中撮影条件は良くなかったのですが、周りの迷惑を

無視しまくりで撮りまくりました。

この時周囲にいた方、ゴメンナサイと今更ながら一応言わせていただきます。



          Vamosの徒然な日々



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それなりに撮れたので再びエレベータに乗って下に降りたところ、その時点で

上り待ちの列に4~50人は並んでいました。当日は雨で撮影条件は悪かった

ものの、マイカー組が減ったことによって混雑状況はさほどでは無かったので、

悪いことばかりではありませんでした。



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続いて第一観瀑台に移動。ここからは滝の上部は見えませんが、滝との距離が

かなり近いため通常のレンズでもかなりのアップ状態で撮影出来ました。

それにここは広くて屋根もあったのですが、手すり間際だと雨に濡れる状態だった

ことからほとんどの人は手すりから4~5m離れたところから見物&撮影していた

ため、特等席であるにもかかわらず邪魔が入らずに撮影に専念できました。

私の愛機が悪天候に強いことで定評のあるオリンパスのカメラであることもプラスに働きました。


現在不正な会計処理を長年続けていたことが明るみに出たことでバッシング

されまくりのオリンパスですが、製品自体は素晴らしいと思いますし、私にとっては

長年愛用している愛着あるブランドです。なんとかいい方向に行ってもらいたい

ものだと心から思っております。

まあカメラ事業が他の会社に買収され、買収先がマイクロ一眼レフであるPEN以外の機種にも注力してくれるならそれはそれでアリかなとも思ったりもしますが...。


※現在オリンパスのデジタルカメラ部門はマイクロ一眼レフに分類されるPEN

シリーズに注力しており、通常のデジタル一眼レフはかなり冷遇状態にあります。

動く被写体に弱い、ISO(暗い場所での撮影で使用するモード)があまり使い物に

ならない等の欠点を良く指摘されますが、雨風といった悪天候での使用に強い、

空の青さ(オリンパスブルーと言われています)がキレイ、強力なゴミ取り機能の

おかげで場所を選ばずレンズ交換可能等々利点も多い機種を作るメーカーです

ので、そのあたりがもっと評価されてほしいと願ってやみません。


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本題に戻ります。ここで撮影している時は堂々と三脚を広げて撮影できたので、

このツアーに参加した一番の目的であるシャッター速度を調整しての滝の撮影に

挑戦しました。シャッター速度を遅くすることで↑のような流れるような描写が

出来ました。



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滝の入口方面へ戻る道へ続く吊り橋を収めた一枚。これは通常の風景撮影モードで撮ったもので、シャッター速度は比較的速め。以前私が川や滝で撮った写真は

こういった写りのものしかありませんでした。




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上の写真をセピア色にしてみました。セピア色ってなんだか懐かしい感じがして、

結構好きだったりします。



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雨に濡れながらの撮影だったのでレンズに水滴が付きまくり、それをタオルで拭き

つつの撮影。レンズフード(レンズにつけるカバーのようなもの)があれば多少は

違ったのでしょうが、以前外出中にどこで落としたものか紛失してしまい今に至っている状況でして...。

上記の写真は会心の一撃ですが、これ以外のオクラ入りのモノが20枚くらいあったりする状況だったりして....。



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シャッター速度を速くして水が跳ねる瞬間を狙った写真もそれなりに撮ったのですが、雨で日光の光量が不足したからか全体的に暗くなりがち...。

画像ソフトで補正してなんとか上記のようなまともな一枚が仕上がりました。



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上の写真とほぼ同じ構図ですが、シャッター速度を遅くしたもの。一見違う場所の

ように見えます。こんな写真を撮ってみたかったので、とりあえず袋田の滝に来た

目的は果たせました。

シャッター速度の調整で滝の撮影は格段に面白くなる。こうして機能を使いこなせるようになるともう楽しくてたまらない。自分の意図する絵を撮れた時の嬉しさ、

充実感は何にも代え難いものがあり、ハマると中毒になってしまいそうです。

あとはもっとグレードの高い機種とレンズが欲しいところですが...。



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観瀑台へ行くトンネル内で一箇所外が見えるようになっていた場所でのひとコマ。

日光が差さないことで全体的に暗い色になりがちであった紅葉撮影のなかで、

貴重なイメージに近い形で撮れた一枚。


こうして撮影に興じた私ですが、ふと時計を見ると残り時間はわずか20分程しか

ないことに気付き、

シェー叫び!」といった状態で慌ててバスの待つ場所へ向かうことに。



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途中こんな面白そうな土産物店がありましたが、何せ時間がないので中を覗くこと

なくバスの待つ場所へ急行。なんとか5分前くらいにたどり着き、三脚をしまったり

レインコートを脱いだりして車内に入ると私が最後の一人であった模様。

時間に遅れたわけではなかったのですが、何だか気まずい気持ちになり....。



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そこで上記の土産物店の写真をセピア色と

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モノクロにしてやりました。



撮影に興じるあまり土産物店の一つも覗くことが出来なかった...。

やっぱりこういうところはゆっくり廻りたいと改めて思うワタクシでありました。