関連記事 戦国好きにお奨め! 采配のゆくえ
先日紹介記事を書いたDSのゲーム“采配のゆくえ”。
記事はあれ一回きりのつもりでしたが、UP後に確認したら
あれこれ抜けている点が多かったので、もう一回やります。
というより、前回紹介しきれなかったキャラクターの紹介に
終始していますが...。このゲームは完全にキャラゲーですので、
関が原の戦いをモチーフにしていますが、登場人物の年齢や
設定などはかなりデフォルメされています。
それを容認できる歴史好きな方は是非プレイしてみてください。
23歳の熱血漢となっています。
ゲームは全5話で構成されているのですが、
第3話までは実際の関が原の戦いをベースに話が展開します。
その中では陣形的に有利で宇喜多、大谷、小西等の軍勢が
優勢に戦いを進めていて、そこに小早川秀秋や
毛利の軍勢を投入すれば大勝利間違いなし![]()
なのにそれが出来ないもどかしさが存分に味わえます。
第4話以降はオリジナルストーリ。
島津軍の奮戦と毛利秀元の変貌振りが見ものです。
親父の左近と同じで口は悪く、殿の三成に対して
「バカ」を連発してくれます。
一応『「バカ」がつくほど正直で律儀』という
褒め言葉であるらしいのですが...。
しかしゲームの中では、絶望しかける三成の背中を
幾度となく押してくれて、勇気付けてくれるありがたい存在です。
島津義弘の甥豊久。史実では叔父義弘を戦場から
離脱させるために、奮戦して討ち死に。
しかし追撃してきた井伊直政に重傷を負わせ、
彼が2年後に死ぬ原因を作るなど
壮絶な戦いを繰り広げたことを伺わせます。
ゲームでの彼は、三成に対して敵意を持っているため
豪快親父その2は島津義弘。猫をいつも抱いていますが、
史実の義弘は陣中に猫を数匹連れこんでいたらしいです。
何でも猫の瞳が、正確な時間を把握するのに役立ったとか...。
薩摩隼人の豪快ぶりを代表するキャラとして大活躍してくれます。
私が知る限り、ゲームでここまで島津氏が活躍するものはありません
ので、島津家ファンはプレイ必須です。
吉川広家。彼が徳川に内通していたために、
西軍の主力であった毛利軍約3万は動かず仕舞いで、
関が原の合戦が家康率いる東軍の圧勝で終わったのは
周知の通り。
ゲームでの広家は、ご覧の通りツッパリ![]()
の不良じみた
デザインになっていて、恵瓊や秀元が反論しようとすると、
凄んで発言を封じるというギャグ的な展開がされていました。
正直この広家を紹介し忘れたのが心残りだったので、
2回目の今回の記事となったのです。
ゲーム中でも一番のインパクトを誇った彼。
携帯用ゲーム機であるDSの小さな画面でも迫力満点だったので、
テレビゲーム機だったらどうだったことやら...。
見てみたい気もしますが...。
あるイベントで吉川広家が倒れ、ようやく戦ってくれることになる
安国寺恵瓊。「自分は僧侶だから」と戦いを回避したがる
言動を繰り返しますが、きちんと状況を説明出来れば、
ちゃんと戦ってくれるだけでも有難い存在。
好きな言葉は一蓮托生。
ある意味一番このゲーム内での変貌振りが激しかった
毛利秀元。広家に頭を押さえつけられていた時は、
全ての決断を広家に委ねていた彼が、
広家が倒れるイベントの後は、自らの考えで決断して
動けるようになり、いきなり頼もしくなります。
「人は状況しだいで大きく変わる」ということを
体現しているキャラで、個人的には好感が持てます。
藤堂高虎。史実では主君を七度変えたことと
築城名人であることがピックアップされる武将ですが、
このゲームではご覧のとおりつり目の冷血系キャラとなってます。
史実でも伊賀を領することからか、「忍びの扱いに長ける」
という設定で、東軍の武将の中でも強敵と位置づけられています。
確かにこんな目つきの悪い奴敵にしたくない![]()
(味方でも嫌ですが...)
つぶらな瞳の小早川秀秋。この目が曲者です
。
詳細はプレイしてご確認を![]()
商人から大名へ転身した小西行長。
戦場でもソロバンは手放せません。
計算高い言動を繰り返しますが、
それは「大名となった以上は自分が損する=
部下や領民にも損をさせることになるから、それは出来ない」
という彼独自の美学に基づく心構えからくる言動であり、
いろんな人がいろんな思いでこの戦場に臨んでいるという
ことを三成に気付かせる契機ともなりました。
個人的にはその態度が徹底していることから好感がもてます。
残念ながらこのゲームでは「敵役=やられ役」と化しています。
関が原の戦いの時期だと私の出身地に近い
千葉県の大多喜を領地としており、10万石の大名でした。
徳川四天王の一人とはいえ、
家康の配下にすぎない忠勝が10万石、
事実上の西軍の大将である三成の石高が19万石ですから、
家康と三成の力の差が比較にならないほど大きかったという
のが顕著に分かる話です。

最後は細川ガラシャと忠興夫妻。
ガラシャの背に百合の花があるのに対し、
「突っ込んではいけない」とゲーム中で三成が
何度か言っています(笑)。
彼らはこの話では被害者という扱いであり、
三成はガラシャを救うことに失敗して、
戦場では忠興と対決することになります。
アドベンチャーゲームとしたことにより、各登場人物の
心理描写を細かくできたこの作品。
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングに参戦しています。
厳しい戦いが続いておりますので、ポチっと一クリックの援軍を
よろしくお願いいたしまする![]()

にほんブログ村にも参戦しています。
厳しい戦いが続いておりますので、
ポチっと一クリックの援軍をよろしくお願いいたしまする![]()











