撮影日2010年4月20日8:00頃
高遠の旅の続編。主目的であった高遠城址公園の桜は
もう盛りが終わっていて、代わりに周囲のいい所を撮ろうと思って
民宿のご主人に色々教えてもらい、
勧められたのがこの勝間薬師堂の枝垂れ桜でした。
というしかないお姿でした。
一本でも充分名物足りえる木がこうして2本隣りあっているのですから、
他の場所では見たことがない絶景としか言いようがありません。
角度を変えてみるこ、やはり1本でも充分立派であることが分かります。
それにしても枝垂れ桜って見る角度を変えるとまるで違う木に見える
ものですね。それが枝垂桜を見る楽しみでもあります。
この枝垂桜についての看板で、安政の頃にこの木は
植えられて、樹齢は約130年と書かれています。
まあ日付が平成三年となっているのでもう20年近く前ですから、
実際この木の樹齢は150年といったところでしょうか。
枝垂桜はかなり長寿なので、大きな問題が生じなければ
あと2~300年くらいはこの地で見事な花を咲かせ続けてくれることでしょう。
周辺には農家と思われる家が多く、こうした古い造りの
蔵と言うか倉庫などがあちこちで見受けられました。
田舎を巡る楽しみはこういった古建築をたくさん見ることが
出来ることにもあります。
またもや見る位置を変えて先ほどの枝垂桜とお堂の図。
やはり桜はこうして建物などと合わせることでより一層引き立ちます。
別の民家の背後に見える枝垂桜。この高遠町
(今は伊那市と合併して伊那市高遠町です)には
視界をさえぎるようなものは山以外は無いので、
2~3kmは離れた高遠城址公園などからも
この枝垂桜を見ることが出来ました。
あちこちに移動しても視界に入る勝間薬師堂の枝垂桜は、
今後もこの地で見事な花を咲かせ続けてくれることでしょう。





