爆睡から覚めて来宮神社で大楠の木を見た私は、足早に本来の目的地である

熱海梅園に戻りました。この梅園は完全に鑑賞を目的としたもののようで、

名称こそ梅園ですが実際は公園というか庭園というかといった施設です。

その梅園内に韓国庭園という一角があります。過去韓国の女性飛行士が飛行中に

この近辺の山に激突して亡くなったことがあり、その方を丁寧に弔ったことから

熱海と韓国の交流が始まり、その記念として作られたのがこの庭園であるそうです。

だから本当は朝鮮式庭園とするところをわざわざ韓国としているのでしょう。



Vamosの徒然な日々

その韓国庭園の周囲を囲んでいる壁です。なんだか沖縄っぽく感じますが、そもそも

沖縄の建築様式が大陸に影響をうけたものなんでしょうね。

なんて偉そうに言ってみたものの、沖縄はおろか九州にすら足を踏み入れたことの

無いワタシ...。





Vamosの徒然な日々

これが入り口となる門ですが、日本のものと同じようでやはり何かが違う。

でもやはり共通点は多い。今更ながら朝鮮半島と日本の切っても切れない関係を

再認識することになりました。



Vamosの徒然な日々

ここは梅園内の一角ですから、もちろん梅の木が植えられています。



Vamosの徒然な日々

梅も結構な数の品種があるのですが、いかんせん憶えられん...。

花の形など図鑑などで見ると違いがあるのは分かるのですが、どうも

実物との連携が頭の中で上手くいかず、すぐ忘れる。

なので細かい事は気にせず鑑賞することに。

Vamosの徒然な日々

拡大してみる。今更ながら梅の花って花びらが5枚の5角形であることに気付いたワタシ。



Vamosの徒然な日々

庭園内では韓国風の家屋(勿論昔のものでしょうけど)も再現されていました。



Vamosの徒然な日々

家屋の中には典型的な朝鮮半島の貴族(やんぱんだったかな?)の蝋人形が。

儒教を国学とし、武を蔑んだ歴史のある朝鮮半島では逆に武人が政治もリード

した日本とは正反対であったということを実感させられるこの蝋人形のスタイル。

アメンオサ(朝鮮半島版の水戸黄門みたいなもの。姿をやつして民衆の暮らしを

見て周り、不正などがあるとそれを摘発して風紀の粛清に尽力する役職。)

を主人公にした漫画を過去に読んだ事がありましたが、その中ではこんな格好を

した人達がワンサカ出てきました。



Vamosの徒然な日々

室内も再現されています。ここでも壁や門を見たときに感じた「日本と似ているものの

何かが違う」という思いを感じることに。何が違うんだろう?明確には言葉に出来ない

んですが、似て非なるものということですね。



Vamosの徒然な日々

こちらはかまどを再現した場所。日本の古民家などに残されたかまどもこんな感じですね。

ここには日本と朝鮮で大差は無い模様。



Vamosの徒然な日々

裏庭にはこんな甕をストックした場所まで再現されていました。この中に酒や調味料

などを保存したんでしょう。キムチの製作や保存にも使われたかもしれません。

などと日本と朝鮮半島の風俗の違いなどについてちょっと考えさせられた韓国庭園見物でした。