訪問日 2009年11月19日(木)
大原の里編
銀閣寺のある東山を後にしたわたしは、京都郊外の大原へ移動しました。ここは壇ノ浦の戦いの
あと一人生き残った建礼門院徳子が隠棲生活を送ったとされる地で、平家物語の関連史跡めぐり
がテーマの今回の旅にとって是非とも訪れたい場所でした。ここに来るためにそれ以前の
行動がハチャメチャな強行軍になったといって過言ではありません。
銀閣寺周辺からバスで移動の予定でしたが中々バス停が見つからず、あったと思っても
土日しか運行してないと表記されてて、困った私は最終手段のタクシーを利用してこの地へ
移動しました。タクシーを降りると、そこには「ホントにここって京都市内?」と思わずに
いられない鄙びた光景が広がっていました。
この時点で時計の針は14:30くらいを指しており、日没まであまり時間の余裕も無いので
早足で目的地の寂光院へ向かいました。
寂光院へ向かう道中で見つけた井戸。健礼門院もここへ水を組に来たのでしょうか?
寂光院編
健礼門院隠棲の地寂光院へ到着。例によってクリックすると拡大するので、看板の文字を
庭園の模様。美しい、それ以外の言葉は陳腐なものでしかないです。
中央の小松姫松(だったっけか?)はもう木としての命は終えていますが、それでもなおこの地を
どこを撮っても絵になる~!
鐘突き台と紅葉の枝を切り取り。本当は他の観光客が入らないようにとの苦肉の策でしたが、
意外とうまくいってる♪

本堂と紅葉。本編でも触れましたが、この本堂は数年前に放火によって炎上しており、その後再建
されたもの。似たような話に金閣寺がありますが、京都という土地柄を考えると他にも似たような話が
色々あるかもしれませんね。
寂光院のすぐそばにある健礼門院の墓。この地での暮らしは彼女に安らぎを
もたらしてくれたのでしょうか?
寂光院と並ぶ大原観光の目玉の三千院です。
山門ですが、最初訪れたときには人人人という状態で撮影する気にならず。
本殿から見る庭園。思わず見入ってしまう光景です。
本殿をでていざ紅葉の庭園へ。
苔に埋もれているお地蔵さん。結構な距離があったので望遠レンズを使用して撮影。
結構手振れを防ぐのに難儀だった覚えがありますが、なんとも形容しがたいお顔をされてますね。
こういう中での水の流れって本当にいいアクセントです。
勝林院
三千院を出てちょっと行った場所にあった勝林院。庭には今を盛りと銀杏の木が
色付いておりました。
大原エリアは決して広大というわけではありませんが、これだけゆったりとした空気の流れる
場所ですから一日かけてゆっくり過ごせればそれにこしたことはありません。
こんな場所で忙しく動き回ることこそ馬鹿らしいことですからね。なんて言いつつ自分は慌しく
動き回ってましたが....。
この後は洛中に戻ってライトアップの見物をしたのですが、初日の写真は失敗作ばかりで点数が
少ないため、それはあとでまとめてやります。次回更新は二日目の嵯峨野路になります。