12月ももう10日を過ぎ、今年も終わりが近づいてきました。ということは
クリスマスも近いわけですが、正直ワタクシはクリスマスにいい思い出が
ありません。

そういえば子供の頃から不思議だったことの一つに“キリストの誕生日は
12月25日のはずなのに、なんで24日のイブのほうが盛り上がるの?”という
ことがありました。しかしある事を知ったときにその疑問は一応解決しました。
そう、ユダヤやイスラムでは一日は日没をもって切り替わるのです。
西暦の24h制ではまだ24日である夜の20~24時くらいの間にキリストが
誕生したとすると、ユダヤの暦の表し方だと25日になる。そういうことなのでは?
ということで私的にはこの問題は解決しています。
ただ私の解答より良い解答をお持ちの方もおられるかもしれませんので、
この問題に一過言ある方はぜひコメントをください。

前置きが長くなりました。毎年この時期になると良く聞くCDアルバムが
あります。それはグロリア・エステファンのクリスマスソング集のアルバムです。
iPODを購入してからはグロリアのアルバム+他のアーティストの
クリスマスソングも加えたプレイリストを作成し、この時期限定でほぼ
毎日のように再生しています。そのなかで一番のお気に入りの曲が
Alborito de Navidad(アルボリート・デ・ナヴィダ=クリスマスツリー)
という曲です。

グロリアは両親が亡命キューバ人で、自身もマイアミのキューバ人コミュニティで
育った人なので、スペイン語と英語の両方を自在に使い、アルバムもスペイン語のもの、
英語のもの、ミックスといった色々な展開をしています。
学生時代第2外国語で学習したスペイン語に魅了された私にとって、グロリアの歌は
スペイン語と英語の良きテキストとして毎日のように聴くとても身近なものでして、
そのなかでもこの曲は特に好きなものの一つです。歌の内容は以下のようになります。
※PCでの表示に合わせて作ってますので、携帯だと見ずらいと思いますがご了承ください


Esta noche es noche buena Vamos al monte helmanito
今宵はとても素敵な夜     愛しい人よ二人で山へ行き

A cortar un alborito  Porque la noche es serena
小さな木を切りましょう  この穏やかな夜に

Los reyes y los pastores Cantan siguiendo una estrella
王様達も牧人達も      輝く星の下で歌い続ける

Le cantan a Jesus nino   Hijo de la Virgen bella
幼きイエスのために歌ってる  美しき聖母の子

Alborito alborito canpanitas te pondre
小さな木よ 小さな木よ あなたに小さな鐘を飾ろう

Quiero que seas bonito
きれいに飾ってあげよう

Que al recien nacido te voy a ofrecer
そして生まれたばかりの子にあなたを捧げるのだ

Iremos por el camino caminito de Belen
そして私達は行こう ベレンへと続く道を

Iremos porque esta noche Ha nacido el nino Rey
そして私達は行こう 今宵幼き王(イエス)が生まれたのだから



スペイン語のため見慣れないと思いますが、ほぼローマ字読みでOKです。
Hは無声音(発音しない)のでHijo(息子)と書いてイホと読むとか
そういう特殊ルールも多いのですが、ローマ字読みで発音してみると
結構雰囲気が出ます。

歌詞だけをみると教会の賛美歌のようでありますが、曲が普通のポップスや
ロックのような感じのため変に気負うことなく聞ける曲です。
他にもアルバムタイトルとなってる
・Christma through your eyes をはじめ、
・Silent night(邦題:きよしこの夜)
・Christmas auld lang syne(邦題:蛍の光)
等々お馴染みの曲も多々ありますので、この時期にピッタリのこのアルバム。
是非ご一聴いただけたらと思います。