訪問日時2009年10月9日(金)

※2009年10月にUPした記事ですが、画像や文字の

 大きさを調整したため、再度本日の日付でUPしました


関連記事 佐原に行ってみた の続編記事になります。


(2009年)10月11日(日)の夜勤明けで再び佐原に向かい、

大祭を大いに楽しんできました。

久々に愛機のデジ一君も大活躍!だったのですが、

データの整理が中々出来ず、ようやくのUPとなりました。

今回は写真の点数も多いこと及び日々のネタ不足

(あ~言っちまった!)ことから数回に分けての公開といたします。


まずはおさらい。佐原とは千葉県北部の茨城との

県境近くにある町で、以前は佐原市だったのですが、

市町村合併によって現在は香取市の一部となっています。

初めて日本全体の地図を作成した“伊能忠敬”の出身地として

有名ですが、江戸時代には徳川家の譜代大名の

領国として栄えました。利根川があることから水運や酒造、

醤油作りなどが盛んで、現在でも数件の酒蔵があります。


ここでは夏と秋に大祭が催され、今回私が行ったのは秋の大祭。

江戸時代から昭和初期にかけて造られた山車を

佐原囃子のリズムに合わせて引き回すのがメインイベントですが、

今では「山車の人形を作れる職人がいなくなってしまった」

ともいわれています。

まさに山車の一つ一つが後世に残すべき文化遺産といえ、

このお祭り自体が重要無形民俗文化財に指定されています。



さて、本題にはいります。神話時代の人物の山車をご覧ください。

徒然草現代版by Vamos~時事問題からサブカルまで、ワタシVamosが徒然なるままに語ります~

諏訪大神(昭和11年制作)


諏訪大神ですが、人の姿をしてませんね。

実際の諏訪大神は武御名方(たけみなかた)の尊が

国譲りを強要した天照大神配下の武甕槌(タケミカヅチ)神に破れて

信州の諏訪まで落ち延び、この地から外に出ないことを条件に

許されたということが由来。

後世では軍神として多くの武将に信仰されました。

特に武田信玄が厚く信仰したことは有名ですね。


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瓊瓊杵尊(昭和10年制作)


瓊瓊杵尊(ニニギのミコト)。私がこの方に初めて出会ったのは、

手塚治虫の火の鳥黎明編でした。あの話で手塚先生は

騎馬民族征服説をとっていたらしく、ニニギは大陸から

日本へ入ってきた侵略者といった描き方をされていました。
古事記や日本書紀では天孫降臨で日向の地に舞い降りた

とされており、天照大神の孫ということになっています。


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日本武尊(明治8年制作)


古代史でも一際著名なヤマトタケルの尊。

この方とも初めて出会ったのは火の鳥でした。

英雄として描かれていますが、この方やってることは

結構エグイんですよね叫びそれに

・この時代って槍は使われてなかったんじゃはてなマーク

・武器として手にするのは草薙の剣じゃないのはてなマーク

といった疑問はあるものの、首に下げた

匂玉の首飾りや衣装等非常に美しいですね。



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日本武尊(ヤマトタケルのミコト)と、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)

がすれ違った図。こうしてみてやっとわかりましたが、

日本武尊が背に付けている剣は、三種の神器のひとつである

草薙の剣だと思われます。さすがは明治時代の職人仕事ビックリマーク

このあたりに手抜かりはありませんね。
 


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浦島太郎&義経のツーショット!          


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浦島太郎(制作時期=江戸後期)


浦島太郎は風土記に記載があることから、神話時代の人物としました。

前についている亀が結構リアル!

私の仕事は毎日の引継ぎがかなりの肝なのですが、

休み明けなどでは色々事態に変化があって状況の把握に

時間を要すことがあります。

そういった休み明けの状態を“ウラシマ状態”

と呼んでおり、結構日常的な存在だったりします。


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仁徳天皇(明治8年制作)



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神話時代編最後は世界最大規模の陵墓で有名な仁徳天皇。

「民家から上がる炊事の煙の少なさから民衆の貧しさを知り、

税を幾年か徴収しないという英断をした」

ことで有名ですが、どこまでホントですかね...。


徒然草現代版by Vamos~時事問題からサブカルまで、ワタシVamosが徒然なるままに語ります~

歴史と神話のちょうど端境期におられる方ですから、

分からない事だらけです。


こんなところで神話時代編は終了。


佐原の大祭 平安時代の人物編 に続きます




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