Vamosの徒然な日々-天使と悪魔1 Vamosの徒然な日々-天使と悪魔2

相変わらずジェットコースターのように展開   カメルレンゴ役のユアン・マクレガー。彼のスコットランド訛りを

する作風。次回はもっとじっくりと         自然なものにするために、作中の登場人物の国籍が

ラングドン教授の活躍を楽しみたいものです。 スコットランドに変更されるという一幕もあったそうです。

                 

昨晩レイトショーで「天使と悪魔」を観てきました。とは言っても実はこれが2度目の鑑賞。
1週間前にも一度観ていたのですが、その時は極度の寝不足のため途中何度か寝てしまい、
あちこち記憶から抜け落ちててラストシーンも「なんだか凄いことになってる」ことは
分かるものの、途中の経緯が分からず??で終わってしまったため、リベンジすべく
2度目の鑑賞となったのでした。今回は昼の勤務を終えてからの鑑賞で、時間の関係から
またレイトショーでの鑑賞。前回よりははるかにましな体調での鑑賞でしたが...、
正直今回もところどころ細部の記憶が抜け落ちてしまっていて...。


正直前作の「ダヴィンチ・コード」ほどではありませんが、今作の「天使と悪魔」も原作を読んで
からの映画鑑賞の方がよいということを痛感しました。
私は基本的に映画はプログラムを購入してあらすじぐらいには目を通してから鑑賞する
主義なのですが、この映画のプログラムではあらすじが本当にさわり程度しか
記載されていないので、正直これだけでは映画の世界に入り込むのに情報不足は否めません。
それなのにジェットコースターのように短時間にいろんな出来事がこれでもかと発生
するため、正直観ていて混乱します。目の前で展開されている出来事について理解に
勤めている途中で更に新たな出来事が生じて...の連続で、正直観てて疲れました。
まあこれについては私の脳の処理能力が大したことないのも理由ではありましょうが...。


前作「ダヴィンチ・コード」は原作を読んですぐの映画鑑賞であったのでかろうじて内容に
ついていけたのですが、今回は原作は読まずの鑑賞だったので、本当にあれ?あれ?
あれ?という間に映画が終わってしまったというのが正直な感想です。
個人的には「この話を映画で作る必要があるんだろうか?」と疑問に思ってなりません。
作中の時系列でいうと1日の間にありえないほどの事件や謎解きが繰り広げられる
スタイルですが、これは連続ドラマにしてもっと時間をかけて事件の背景や歴史的
事実の説明等をした方がもっと鑑賞しやすくて観客が理解しやすい話になるのでは?
という「ダヴィンチ・コード」の時に感じた感想を今回も思わずにいられません。
連続ドラマ形式だったら、ベルニーニの像やローマの町並み等に思いを馳せるような
余裕もあったんでしょうけど、正直ストーリーを追うのに精一杯でそれらはただの風景
としてしか認識できませんでした。


等々否定的なことばかり書いてしまいましたが、別につまらなかったわけではありません。
個人的には前教皇の侍従=カメルレンゴ役で出演していたユアン・マクレガーの
演技を久しぶりに観れて良かった。彼は個性の強い役で真価を発揮する役者だと
思っていますので、正直スターウォーズ(といってもエピソード1しか観てません)
の騎士役は合ってない(本人はスターウォーズの熱烈なファンだったらしいですが)
ようにしか思えず、それ以来の彼の出演作の鑑賞だったので懐かしさと健在ぶりを
確認できたのは満足。最後のどんでん返しは主人公のラングドン教授なんかより
ずっと強く印象に残っています。

メインであるはずのラングドン教授の謎解きがいとも簡単に進んでしまうようにしか見えず、
本当に“お使い”にしか見えないというのが残念なところ。その辺を詳しく描くためにも、
映画化が噂されるダン・ブラウンの次回作は是非ドラマで扱った方が良いと個人的には強く思います。