関連記事

川本喜八郎の傑作人形劇“火宅”の動画を紹介


Vamosの徒然な日々-火宅

川本喜八郎という人を知っていますか?人形アニメーションという

独特のジャンルで活躍している人で、NHKで放映された

“人形劇三国志”や“平家物語”の人形美術監督として活躍された方です。


amazonでの“人形劇三国志”DVD第一巻のページ



amazonでの“人形劇平家物語”DVD-BOXのページ



その川本喜八郎の作品で「火宅」という20分程度の短編があります。
上映時間は20分と短いのですが、その製作には多大な時間がかかっており、
製作に1年くらいはかかったらしいと何かで読んだような気がします。


さて、この「火宅」という作品は能の“求塚(もとめづか)”という作品をベース
に作られた作品で、簡単にあらすじを紹介すると


旅の途中で摂津の国の生田の荘に至ったある僧侶が、同地にある

求塚についてのいわれ話をある女性から聞く。その塚は今を去ること

500年前に同地に住んでいた“菟名目乙女(うないおとめ)”という女性が

ある二人の若者に求愛されるも、

“一方を選べば残った一方を傷つける。それがしのびない”
と悩みに悩み、川にその身を投じてしまった。土地の人は菟名目乙女を

哀れに思い、塚をつくってその菩提を弔ったというのだが...


といった話です。菟名目乙女が二人の男性から求愛されたのが

梅の咲く季節であったことから急にこの話を思い出し、話題にしてみました。

正直救われない話なのですが、個人的にとても好きな話です。

関連記事でも見れますので、興味のある方はご覧になってみてください。

関連記事

川本喜八郎の傑作人形劇“火宅”の動画を紹介