Vamosの徒然な日々-prototype


今月3日に発売された石川智晶さんのPrototypeという曲が今マイブームです。
この曲は現在放映中のガンダム00(前期と後期に分けて放映。前期は昨年10月~
今年3月の放映。現在は後期を放映中)のEDテーマとして使用されている曲
でして、最初アニメで見た時に“これはヒットじゃね?!”と感じ、実際CDを
購入して全部通して聴いてみたらどっぷりハマリました。以下歌詞を一部抜粋。


ガラスケースに横たわる 光の存在に触れたくても
振り上げた手 降ろせなくて 落ちるようにしゃがみこんだ

Prototypeboy 明日の理想だけで 語り継ぐような美談にもならないけど
この体を 失いそうな ギリギリの場所が 悲しいくらい似合ってる



とまぁ本当にこの作品のテーマにぴったりなんです。と言っても番組を
みてない人にはなんのことだかさっぱり?ですよね。簡単に説明すると
主人公はある私設武装組織(以下ソレスタルビーイング)に所属し、
機動兵器ガンダムで世界中のあらゆる紛争に武力介入し、圧倒的なガンダムの
力によって戦争を根絶するという目標のために戦っていました。
しかし世界はガンダムという共通の敵と戦うために一致団結して地球連邦を設立。
更に情報リークにより地球連邦側にガンダムで使われているテクノロジーが
流失したことによって地球連邦側も強力なMS(モビルスーツ)を開発することに成功。
結果として宇宙での最終決戦で主人公達の陣営はほぼ全滅に近いダメージ
を受けてしまう。これが前期の大雑把なストーリー。


Vamosの徒然な日々-00


現在放送中の後期は前期のラストから4年後の時点から始まり、地球連邦が
できたことによって地球人類は一つにまとまっていくかにみえたがそう
簡単にことは進まず、各地に連邦の政策に反対する勢力が存在する。
連邦側はそれに対する特別治安維持組織として“アロウズ”という
特殊部隊を設立。アロウズはオートで動く対人兵器を使ったりして強引に
力で反対勢力を押さえつけるといった非道な作戦を各地で実行する。
それに対してソレスタルビーイングも4年の間に組織を立て直し、自分達の
行動がアロウズのような非道な組織を生み出してしまったことへの
落とし前をつけるために新たな戦いを始める...。


といった感じなのですが、話が佳境に入ってくるにつれていろんな謎が解けて
きまして...。もともとイオリアというじいさん(故人?)が大元の計画を作って
ソレスタルビーイングは動いていたのですが、このじいさんの計画がクセ物で、
実は対ガンダムで世界が一つにまとまり、その結果ガンダムが滅びることが
計画の大枠であった(もちろんソレスタルビーングのメンバーはそれを知りません)
ということが発覚。しかし一方でこのじいさんが困ったことにガンダムによる
戦争根絶という目も捨てきれず、ガンダムには色々な特殊能力を与えて
いるのです。つまりこの作品におけるガンダムとは試作品=Prototypeで
あるわけで、それはもちろんガンダムを操縦している主人公達もイコールな
関係なわけです。そしてこのPrototypeという歌では、試作品である主人公
の悲哀を歌っているわけです...と私は解釈しました。
それにしても話がややこしい。全然子供向けに創ってねーぞサンライズ!


ってなわけで十分大人の鑑賞に堪える作品ですので、これを期に観てくれる
方がでてきたら嬉しいな!以下にYoutubeで観れる動画のURLを貼っておき
ましたので、よろしければチェックしてみてくださいな!


アニメ版
http://jp.youtube.com/watch?v=WQjbQlj2GUg

石川智晶PV版
http://jp.youtube.com/watch?v=25sZpXh5ehI&feature=related