歩哨

フェルメール展で鑑賞した作品の中で、

フェルメール以外の画家の作品で一番印象に残った作品

「歩哨」についてご紹介します。


この作品の作者はカレル・ファブリティウス。

オランダ絵画の巨匠の一人であるレンブラントの弟子であり、

その才能は突出していたといわれています。
惜しむらくは1654年にデルフトで発生した弾薬庫の爆発事件
(弾薬庫の40トン以上の火薬が爆発しデルフト市街の

4分の1が破壊され、数千人が負傷し死者100人以上が出た大惨事)

に巻き込まれたために32歳の若さで不慮の死を遂げ、

作品の大半も焼失してしまったということです。
今日に残る彼の作品は10点余りにすぎないといいます。
一説にはフェルメールの師とも言われる彼が長生きしていたら、

レンブラントやフェルメールに勝るとも劣らない

巨匠として名を残していたかもしれません。


さて歩哨という作品ですが、一見して現在の自分を見る思いがしました。
疲れて果てているのか、ただ怠惰なだけなのかまでは分りませんが、
真昼間から眠りこけている一人の兵士と、その様を見つめる一匹の犬。
少なくとも前へ進もうという姿勢を微塵とも感じません。
現在の私も正直怠惰モードに陥っていまして、まるで自分がその場に
描かれているような思いがしました。3月に資格を習得したとはいえ、
まだまだ勉強することが山盛りな身分であるのに勉強が滞っている
自分。また、何年も前から取り掛かりたいと心に描いている
大いなる野望にも結局着手していない自分。そんな怠惰な自分が
この絵の兵士と重なって見えました。


会場の売店でフェルメールの作品と共にこの絵のポストカードも
購入しました。今後怠惰な自分への戒める際に見ようという
思いを抱きながら...




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