現在上野の東京都美術館で開催中の
フェルメール展に行ってきました。
といっても、実際に行ったのは一昨日のことなんですがね...。
フェルメールは17世紀中頃に活躍したオランダの画家で、
その作品数の少なさ(真作とされているのは30数点のみ)もあり、
世界的にみても最も作品に希少価値の高い画家の一人です。
今回出展されていた作品の一つに
「ヴァージナルの前に座る若い女」という作品があります。
A4用紙程度の大きさの小品なのですが、2004年にサザビーズで
落札された際には1620万ポンド(約33億円という)
値がついたといいますからね。
ただこの作品は多くの専門家は真作と認知していない
いわくつきの作品であるらしいですが...。
このあたりの薀蓄はスーパージャンプで連載中の
「ゼロ」という贋作者が主人公の漫画の新刊である65巻から
引っ張ったネタです。この作品についてはいずれ
改めてご紹介したいと思っています。
会場ではフェルメールの作品8点を含む計40点くらいの
オランダ絵画が展示されていましたが、
やはりフェルメールの作品の展示スペースでは
人が格別に多かったですね。
平日だってのにあまり落ち着いて見られない。
やはり作品の洗練度が他の作家と違うというのが見る人に
伝わるんでしょうかね。
しかし会場に展示されていた作品にはフェルメールの先人の
作品もあり、フェルメールの作品もそれらの影響を
受けていることが解説に記されていました。
ニンゲンとは歴史を引き継いで進歩していく存在なんだと
改めて感じた次第です。
最後にフェルメール作品で私が一番印象にのこった作品
「ワイングラスを持つ娘」について。
若い娘に言い寄る男、「どうしましょ?」ってな表情で顔をそむける娘、
我関せずという表情で部屋の片隅に佇む男といったどこでも発生しえる
シチュエーションを描いたこの作品。左上のステンドグラスには
手綱を持った女性が描かれており、過度の欲望を戒める意味が
あるそうです。この分野ではいくら時代が変わってもヒトの
やることは変わらないということかなんてことを考えつつ
鑑賞しました。みなさんはこの絵からどんなことを感じますか?
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