頭脳王2013を振り返る | 頭脳王への挑戦

頭脳王への挑戦

日本テレビのクイズ番組「頭脳王」への出場を目指す人のためのブログ。ABCテレビ「アタック25」にも触れています。

頭脳王2014の開催が決定したことを記念して、頭脳王2013を少し振り返る。

頭脳王2013の感想を一言で表すなら、「高まる期待に反して少々落胆」であった。

高まる期待
これは単に2回目の開催ということで期待したわけではなく、予選大会の放送を見たうえでの期待であった。

関西予選と関東予選。
それぞれのエクストラステージが全国放送された。
その内容(問題形式)が前作を上回ると感じたので、最終決戦への期待は非常に高まった。

どういうことか?
2011年に放送された頭脳王。
確かに当時は出演者と問題のレベルの高さに度肝を抜かれた。
しかし、これらの大半は「クイズ研究」によるものと知り、少し拍子抜けしてしまったのも事実だった。
無論、クイズ研究会出身者がクイズ対策をし、あそこまで知識を身に付けたのだから、凄いことには変わりない。
ただ、好奇心があり自然と吸収した知識、というよりクイズ対策を必死に行い身に着けた知識、という印象になってしまったので、凄さの種類は少々異なってしまった。

頭脳王2013の予選大会では、もちろん知識を問うものもあった(超知識力)。
しかし、それ以上に地頭の良さ(頭の回転速度、記憶力など)を問うものが多かった。
純粋に頭の性能を見ている感じがして、非常に興味深く斬新であった。
そして、複数の分野でエクストラステージに進出している人を見て、こういう人が本当に優れた頭脳の持ち主なのかもしれないと感じた。

特に印象に残っているのは二人、宮坂さんと葛西さんだった。

さて、「少々落胆」とは。
これは最終決戦についてである。
結論を言ってしまえば、今回もクイズ研究による知識力が鍵を握る戦いであったことだ。
たしかに優勝者の亀谷さんをはじめ、準優勝の中村栄斗さん、準決勝まで善戦した廣海さんなど素晴らしい能力であった。
ただ、予選で繰り広げたような地頭の良さの戦いは、鳴りを潜めてしまったようだ。
個人的に期待していた宮坂さんと葛西さんは、ともに準々決勝で敗退した。
もう少し知識力以外のところにも重みを置いた戦いを期待したい。


*クイズ研究会出身が「凄くない」と言っているわけではない。
現に、宮坂さんも京大クイズ研究会出身。
クイ研出身なら勝ち抜ける、というほど甘くはないようだ。