広尾のヨガスタディオbe yoga japanでヨガティーチャーズトレーニングの上級コースのために生理学の講義を担当して来ました。
 2009年から8年目の今年で都合により最後の講義となりました。

 ISHTA yoga のfounderのAlan Fingerのお話、be yoga japanのオーナー、久美子さんのお話がモダンサイエンスで習って来たことと見事にシンクロしていて、まるで大学院で講義を聞いていた頃のよう。

 

 2008年にアメリカ衛生研究所 NIHでヨガと現代医療の可能性を話し合うシンポジウムが実施されました。Alanは第一回の招待講演を行いました。その内容はここで見ることができるのでぜひご覧下さい。

http://www.beyogajapan.com/ja/イシュタとは?/アラン・フィンガー(1%EF%BC%8F7)ハタヨガの目的/


 東洋・ヨガ哲学で語り継がれて来たこととギリシャ哲学以来続くモダンサイエンスの叡智をブリッジをできたらと思い、講義をさせていただきました。

 東洋哲学は、be yogaでの講義を元に、ジャイナ教からヴェーダ、アドヴァイタヴェダンダ、ウパニシャッド、タントラ、シヴァ学派、チベット仏教・タントラ瑜伽など勉強を進めました。

 西洋哲学・科学はギリシャからアレキサンドリア、ルネサンス、古典物理、相対論、分子生物・遺伝学などと対比した講義を組み立てて来ました。

 現代のヨガは、歴史的な背景でイスラミックヒンディ、カトリックヒンディなど一神教的な考えのもの、とりわけ19世紀末から20世紀のニューエイジブームの影響下でのヨガが大ブームとなったことから、論理的統一感を無くしたヨガが氾濫し、混乱させています。

 どちらも冷徹な因果の追求。 
 東洋・ヨガ哲学を西洋哲学・科学も順を追って勉強を進めると驚くほどのシンクロニシティを感じます。

 シェアできた機会に感謝します。