今年の江戸の顔見世公演は、11世市川団十郎50年祭。12世団十郎のお孫さん、海老蔵の長男の初お目見えで話題。
   
 入り口で、海老蔵さんのお人形さんのような奥様がご贔屓さんに挨拶されていて、お祝いっぽい雰囲気。

 江戸花成田面影(えどのはななりたのおもかげ)
 堀越勸玄 初お目見得
 藤十郎、梅玉、染五郎、松緑、海老蔵
 仁左衛門、菊五郎
 花道から海老蔵さんに手を引かれて登場し“ほりこしかんげ~んにごじゃります~”と大御所を従えて立派にご挨拶。
   

 禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
 仁左衛門、梅玉
 討ち入り後、預かりまでの物語。討ち入りの大義を説く大石の長ゼリフ。仁左衛門さんお疲れ様。
 歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
 去年の染五郎さんの弁慶初役と役を変えて、今年は幸四郎さんの弁慶と染五郎さんの富樫。やっぱりこっちが落ち着く。それにしても美しい勧進帳。

 河内山(こうちやま)
 海老蔵、左團次、梅丸、梅玉
 お気に入りの梅丸くんの腰元が観られて眼福でした。忠臣蔵の若侍も似合って、ますます立派になってますね。

 成田山の不動明王が菩薩と出会ったかのような海老蔵さん夫婦。勸玄くんの成長も楽しみです。