さて、久しぶりの石かわ。

 

系列の蓮、琥珀も東京に越してきて以来9年、大のお気に入りで度々お世話になっています。

 

料理の素材、調理、盛り付け、器の組み合わせの創造性はいつも感服。

親方始め、若い板さん、お運びさんまで、気持ちよくお料理を楽しませることに一生懸命、さりげなくおもてなししてくれます。

 

鴨のロースト あんかけ

 伊勢海老の唐揚げ 自家製からすみ

 甘鯛と筍のお椀

 

 お造り:うに、ひらめ 生のりなど

     大村湾の赤なまことこのわた

     鰆のたたき

穴子の酒盗焼き、揚げ蓮根

 

ずわい蟹とかぶらの煮物

金目鯛と野菜の胡麻味噌鍋

のどぐろご飯

どのお皿も、食べるのが楽しくて楽しくて。

あっという間の3時間。

 

熊本への転居で、次回の訪問は未定であること、琥珀、蓮にも伺いたかったけど予約が取れなかったのでよろしくと伝えてもらおうと思ったら、まさかの。。

琥珀の小泉さん、蓮の三科さんも駆けつけてくれてお見送りをいただきました。

 

素晴らしい、思い出に残る神楽坂の夜でした。

 

友人に誘われて、彼ら行きつけのお鮨屋、目黒の”鮨 りんだ”に

 

つまみが充実してお酒が飲めるお店。

一口づつのつまみが、次々にテンポよく出されて、お酒が進みます

ずけの握りはつまみの間で出され、お腹を少し満たしてまたつまみへ

食感、味、温度を変えて全く飽きさせずにワクワクしながら食事を進めます。

 

たこ

しろうお唐揚げ

白身

ずけ握り

ごぼうの漬物

蒸し鮑

出汁巻

貝の串焼き

白子の茶碗蒸し

あん肝

たちうおの炙り

かすてら

鰯の焼き物 生姜、にんにく

べったら漬け

 

ひとしきり、つまみとお酒を楽しんで、にぎり。

シャリは、硬めの赤酢でスッキリとしたタイプ。

 

うにいか

中とろ

こはだ

あじ

えび

いくら

平貝

かき:柔らかく蒸してつめで、煮はまの感覚で

穴子は、塩とつめで

 

とても楽しい、お食事でした。

 

 立川談春 新春独演会

 

 小噺           ちはる

 桃太郎          こはる

 天災           談春

 中入り

 居残り佐平次    談春

 寄席に上がらない、立川流は他の落語家さんと違ってお正月は忙しくはないのだそうです。志の輔さんが、年末年始はパルコ寄席をやっているため同時期の高座はやっていなかったそうですが、今年はパルコの建て替えのため、志の輔さんは地方公演中。

 ということで3週間の独演会。

 

 大ネタ、居残り佐平次をたっぷり1時間30分。”たっぷり”の掛け声に苦笑する談春さんに納得。

 曲輪の背景を知らない観客のために、しきたり、遊び方、何が粋で野暮か?当時の価値観が解っていなければ噺が全くわからないのは仕方なし。

と言って解説ばかりではつまらない。難しいバランスをとっての噺なので、長くなるもの致し方なしかな。

 

 曲輪での居残りをきめた佐平次。

 あの手この手で勘定をはぐらかし、バレた時の啖呵、若い衆、幇間のふりをする軽妙な噺。

 悪人か、憎めない偽悪か?

 引き込まれ、あっという間に下げまで聞き惚れる

 

 下げが、オリジナルから談志流に変えての上演。

 終わったと思ったら、オリジナルの下げを噺始め、比較してくれた。

 お見事でした。