バレエレッスンの帰り、駅で、
前の会社の先輩とバッタリ出会った。

5年ぶりくらい。
一瞬誰か分からなくて、静止した後、

あーーーー!!!

って、脳が認識した。

以前は毎日向かいの机で顔を見ていた人。
毎日会ってたのに、仕事を辞めると全く会わなくなる。同僚って不思議なものですね。

そして、顔が認識されたと同時に、
一気に、「安心感」が甦った。

当時の職場は、私は社会人初めてだったこともあり、外部の原因もあり、とにかくトラブルが多くて、毎日、緊張してビクビクしていた
そんな毎日の中、なんだかんだと助けてもらってた先輩同僚だったので、

その時の悲しい程の緊張と、
この先輩の存在に対する安心感が、
同時に生々しく甦ってきた。

その自分の中に自動的に甦った
「安心感」を感じながら、

当時は辛くて辛くて仕方なかったけど、
たくさんの人たちに守られてたんだなぁ。

なんて思った。

そして、緊張に飲まれながら必死に日々をこなす当時の自分が、愛しく見えた。


会社を辞めてすぐは、
思い出すと辛くなるばっかりで、
極力触れないようにしてきた暗黒時代。

それが、暖かい人たちに囲まれた、暖かい思い出になってきた。


時間ってすごい。

私の今いる場所も、きっと未来から見たら、愛しくって仕方ないんだろうね。